4/15 授業の感想1号と回答
感想1号(総数 111名:県大生 78名,山大生 33名)の結果をお知らせします.「自分の意見が載っている,載っていない」「教員のコメントの内容」などは成績評価や感想の質には全く関係ありません.ただし「感想の内容」は評価対象となっています.
複数の同一または類似の感想は,原則的に最初に目についたもののみを採用しました.
原文の一部を修正したものがあります.
男子・女子の区別は氏名に基づく判断です.もし間違っていたら遠慮なく申し出て下さい.
ディープなインド文化を,精神文化・宗教の側面から見ていきます.
- インドはもとは豊かな国ということは、初めて知りました。確かに食べるものもない時に、思想なんてできるはずはないです。インドが中国に影響を与え、中国が日本に影響を与えて、仏道が広まったとは、スケールが大きくて感動しました。それならば、今インドはヒンドゥー教ですが、未来に日本に伝わってくるのか、 と思いました。でも、現在はグローバルなので、近くなくても影響を受けるので関係ないですね。 また、早く satya とは何かを知りたいです。 (1年女子)
(ヒンドゥー教=インド教なので,インド人として生まれる以外,ヒンドゥー教徒になる術はありません.)
- 宗教学(アジア文化論I)の講義でインドについて聞きました。義務教育では少ししか学ばなかったのでとても面白そうです。今日始めてインド映画を観ました。「インド映画は踊りが入っている」と、知っていたので直ぐに分かりました。他国の映画と違って興味深かったです。
個人的質問なのですが。講義の中で玄奘三蔵の話が出たので気になったのですが、漫画家の峰倉さんが書かれている「最遊記」で、玄奘三蔵が「第31代目唐亜玄奘三蔵」と言っていたのですが、それは本当なのですか? (1年男子)
(その漫画は知りませんが,玄奘三蔵(602-664)に二代目も三代目もありませんので,「第31代目」というのはフィクションでしょう.)
- 質問なのですが
なんですが神話って言う程ですからだからインドの方々はこの話は信じてるのでしょうかんでしょうか? (1年男子)
(信じている人もいれば信じていない人もいます.思想に関してインドは何でもありなんですよ.)
- インドに関しては、高校の時に地理の授業で習った程度のことしか知りませんが、授業を受けるときに抵抗を感じることもなく、素直に面白いと思うことができ ました。特に、ガンジス川の水はシヴァ神の頭からでているというのは初耳で、とても面白かったです。シヴァ神は教科書によく載っている、「踊るシヴァ神」 しか見たことがなかったので、図によって絵が違うのにも驚きました。よく見るとまた感想も違うのかもしれませんが、雰囲気もだいぶ違うように見え、先生が 「頭から水を吹いているのは全部シヴァ神なんだよ」と教えてくださらなかったら、絶対に気づかなかったと思います。ヒンドゥー教の授業が楽しみです。 (1年女子)
(シヴァ神は破壊と恩寵の神,それに踊りの神でもあるのです.)
- 私は高校の時、地理が大好きだったので、今日授業で“インド”っと聞いた瞬間からわくわくしました。あのたくさんの言語と文化、歴史を持ち、信心深い人々 が牛を飼って暮らしている!そんな姿が頭のなかを駆け巡りました。しかし、先生のお話はどれも興味深いもので、これからインドについて学べる喜びを感じる ものばかりだったのですが、イギリスの植民地支配の事情を聞いてひどく驚きました。インドが現在貧しいのも、パキスタンやバングラデッシュと分離独立した のも、全ては植民地支配を行ったイギリスが関わっていたなんて!私は今までずっと地理を学んできた中で、なぜあんなによい気候条件や土壌に恵まれているにも 関わらず、緑の革命を迎えた後も米の輸入を必要とするのか不思議に思っていました。現在の貧困は人災によるものと知って、この授業とは少し外れるところか もしれないけど、大切なことを学んだと思います。私は、この授業を通じて自分の世界を広げ、宗教というものとの付き合い方をじぶんなりに見出していこうと 思います。宜しくお願いします。(1年女子)
(こちらこそどうぞよろしく. 一緒に学んでいきましょう.)
- 私は浪人のときに1年間半病気をして、なかなか治らないので祖父の勧めで仏教を調べたり般若心経を暗記したりしていました。そういうわけで仏教→インドの ような感じで興味がありました。
この宗教学はインドの文化や精神をこれから学べるとのことで大変楽しみです。インド人の精神の根底にある考え方や行動様式を少しでもいいから理解できるよ う講義を聞きながら努力していこうと思います。それとガーンディーは私の尊敬する人の一人で授業で扱うとのことなので、それもまた楽しみなので大変期 待しています。よろしくお願いします。 (1年男子)
(この講義の中心テーマの一つ satya は,ガーンディーを理解するときにも最重要ポイントです.楽しみにしていてください.)
- 講義中にGANDHIの日本語表記について主張されていましたが、現代の感覚ではガーンディーが正しいのでしょうが、GANDHIと言う人名が入ってきた 当時の日本では「ディ」という発音ができなかったと考えられるので「ガンジー」と発音され、それが定着していったものだと思います。このような背景を考え ると、その部分にこだわるのは、例えば「ジャガー」を「ジャグワー」とか、「ビデオ」を「ヴィデオ」と訂正するような揚げ足取りのように感じました。 (2年男子)
(自分の名前を“間違って”呼ばれたとしたら,あなただって決していい気分はしないのではないでしょうか.少なくとも私は嫌だと感じます.
ガーンディーという表記は,「現代の感覚」云々の問題ではなく,「固有名詞を正しく発音しよう」という考えに基づいています.国名や地名,それに人名を,その本来の発音にできるだけ倣って発音することは,呼ばれる相手や相手の文化を尊重する態度から生まれ,そして研究者としての私の良心によって支えられています.「あなたの名前や国名は,私の好きに発音させてもらうよ」という態度は,相手の立場を無視した不遜な態度以外の何ものでもありません.たしかに「ディ」という表記が過去において一般的でなかったことは事実です.しかし,そのことが,誤った発音表記を放置し続ける免罪符にはなり得ません.そうであるにも関わらず,私の提案・主張を「背景を無視してその部分にこだわっている」「揚げ足取りのようだ」と感じるあなたに,非常に大きな失望を感じました.
今回のことを反省した上で,今後この講義を通じて他者や異文化を尊重する態度を養っていこうという決意をしない限り,あなたが次回以降この講義に出席することを認めません.研究者としての私の良心を踏みにじる方が,研究者としての私の講義を聴いて得るものがあるとは思えないからです.)
- (1)レポートは本で学んだことも含めてなら、書いてもいいんですか? (2)satya はどれくらい昔からあるのですか? (4年女子)
((1)当然です.講義の内容をもっと含ませてくれたり,深めてくれたりするレポートであれば大歓迎です.
(2) 講義を通じてお話ししていきます.数千年も前からあります.)
- 植民地以前は、パキスタンやバングラディッシュもインドの一部だったというのは初めて知りました。独立した今でも、インドだった当時と同じ文化が続いているのでしょうか? (4年女子)
(総じて続いています.)
- 春休みに asoka という映画を見て、インドに興味が湧いてきました。チベット文字の形はインド文字と同じに見えるので、チベットって地域はインド文化圏に含まれていますか? (3年男子)
(チベット文字はインド文字の影響を受けていますが,インド文化圏に含まれているとはいえないと思います.もちろん,中国文化圏でもありません.チベットは古来インドと中国の間で,双方から影響を受けながら独自の文化を築いてきました)
- インドと中国はアジアの中でも面積も広く、人口も多く、他のアジアに与える影響力はとても強いものだと思います。日本も影響を受けている国の1つで、イン ドと無関係でないので、インドの文化や宗教の根底 satya について興味を持って学んでいきたいと思います。文化という生き方があって、それを支える宗教 があるということがわかりました。ガッチャマンのお話も楽しみです。インドについて詳しく学んでいきたいです。先生が見せてくださった
くれた本の中で、象と男の人が 流していた涙の理由が気になりました。 (2年女子)
(象は鰐に襲われていたこと・及びヴィシュヌ神に助けられたことで泣いています.ラーマ・クリシュナは母なるカーリー神を信仰するあまり,トランス状態に入って泣いているのです.)
- ガンジス川の水をその地域に住んでいる人々がきれいだと感じているのはなぜでしょうか。あの参考文献はとても興味を引きました。この問いかけに対する自分なりの答えが出せるようにこれからの授業を受けるつもりなのでどうぞよろしくお願いします。 (1年女子)
(ガンジスの水をきれいだと感じているのは,その地域に住んでいる人に限りません.インド人の一般的な意識です.神の河であるガンジスの水には,罪業を浄め福徳をもたらす効用があると信じられています.)
- 宗教=文化の一部分だと私は思っていますがそのことに関してはどうなのでしょうか?
私は将来インドに旅行に行きたいと思うほどインドについて興味がありますが今日の授業を受けてますます興味がわきました。 (1年女子)
(下線部について,全く同感です.宗教を他の文化と分けて例外視することは,宗教の本質を見誤るおそれがあるのではないかと感じています.)
- 私は、今まで中国とインドとの関係について考えたことがありませんでした。「中国はインドから影響されることもある」ことを知り、とても驚きました。しかし、中国はイン ドからの影響を受けるのに、どうしてインドは中国から影響を受けないのですか? 文化=生き方だということを聞き、少し納得いく部分がありました。だから宗 教は、生き方を支えるものだということも。 (1年女子)
(「仏教の魅力」が理由だと思います.)
- 私は宗教について疑問に思ってたのですが、仏教やキリスト教のようなものは信仰の有無は無しにしても違和感は持たないけどオウム真理教など少し怪しいようなのもたくさんありますね。でもその違いは境界線はどのようのものなのでしょうか? (1年女子)
(この点については,3月に刊行された拙論,
日本仏教は「葬式仏教」か ―現代日本仏教を問い直す―,『山口県立大学国際文化学部紀要』#11, 2005, pp. 31-44.
に書いています.図書館にあると思いますから,読んでみて下さい.)
- インドは、歴史の古い国ですが、その中身は知りません。また、授業の最後に見せてもらったなまめかしい絵も不思議に満ちていました。そのような国インドを少しでも知れたらなと思います。 (1年男子)
(なまめかしいよね (^^) )
- 今日の授業でまず、インドやその他宗教をもった人々にとって、“宗教”が生活の一部になっているということを学び、少し驚きました。私たちが生活する日本 では先生がおっしゃられていたように、大多数の人が宗教や神に対して信仰をもっていません。結婚式はキリスト教式で行ったり、葬儀は浄土真宗、浄土宗、日蓮宗などといった仏教式で行うといった傾向があります。このような環境で育ったので、今の段階では宗教=religion としか見ることができていませ ん。これからは宗教を生活の一部とおく人たちの見方をこの授業で養っていきたいと思いました。また、私は中学校までミッション系の学校に通っていたこと や、高校で世界史、倫理を学んだことから、宗教についてとても興味があるので、ぜひお尋ねしたいのですが、ヴィシュヌ神はどういった特徴をもつ神なのです が?今日シヴァ神について少し触れられたので少々気になっております。来週の授業中でもいいので教えてください。 (1年女子)
(下線部:現時点ではそれで結構です.授業を通じてゆっくり学んでいってください.あなたの問題意識の持ち方にパチパチ.
シヴァやヴィシュヌについてはいずれ絵を見ながらゆっくりお話しします.お楽しみに.)
- 今日の授業で『religion』が『宗教』という意味だけど、主に『キリスト教』のことを言っていると言うことをはじめて知りました。しかし、少し考えてみると、私も宗教と聞くと真っ先に『キリスト教』が思い浮かぶ気がしました。 (1年女子)
(「宗教=religion」の呪縛はなかなか強いものがあります.皆で一緒に解いていきましょう.)
- 分かりやすく授業が受けられて
受けれて嬉しいです。インド文化圏といったテーマで進んでいくということで、他の文化への理解ができる喜びとともに毎回頑張っていこう と思います。今日の授業では、インドが独立してパキスタンやバングラデシュができたこと。インダス川がインド名の発祥であること。などを知ることができました。知ることはやはり嬉しいです。GANDHIの映画を楽しみにしています。ヒマラヤ山脈ができた理由として、ぶつかってできたと聞こえたのですが、私の耳はあたってますか?? (1年女子)
(あたってます :D )
- インドには大して興味がなかったのですが、インドの精神文化が周囲の国々に与えた影響が大きいと知り、また、シヴァ神の絵が衝撃的でインドに興味が沸きました。この講座でアジアのことをたくさん知り、固定観念を払拭できればと思います。 (1年女子)
(たしかに「インド大好きです!!」という人はそれほど多くないかも知れないですね.この講義を通じて好きになっていってください.シヴァの絵,「衝撃的」でしたか (^O^) )
- インドには興味があり、授業を聞いてますます興味が出てきました。宗教などの話も楽しそうなので、次回の授業が楽しみです。また、遺跡にとても興味があるので、インドの遺跡のことも触れて欲しいです。 (1年男子)
(お.一つ上の感想とは違って,インドに興味があるとのこと.嬉しいです.あなたの興味をもっとそそることができるよう,私も励みます.)
- 宗教の定義について考えさせられた。人間が生き、自分の生き方なるものを持つとき、その生き方を支えるもの=宗教なのであれば、支えをなくして人間は生きられるのか?宗教の存在は果てしないと感じた。 (1年女子)
(「religion 型」ではなかったとしても,何らかの宗教なしに人は生きていけないと思っています.)
- シヴァの頭からガンジス川が出ている絵などにとても興味を持ちました。中国→インドよりもインド→中国への精神文化の影響が多かったことを知って「なるほ ど」と感心しました。これからの授業では、ガッチャマン=インド伝説の話や気づいていないけれど日本に在るインドの文化や言葉についての話が聞けるのでと ても楽しみです。これからはきちんと「ガーンディー」と呼びたいと思います。 (1年女子)
(ガーンディーという正しい表記と発音を,これからは心がけていってください.)
- 資料をたくさん使っていてとても楽しい授業でした。今まで宗教=religion という危ないイメージが強かったけど、インドを通して宗教という思想・精神文化をもっともっと知っていきたいと思いました。 (1年女子)
(どうぞ「もっともっと」学んで下さい :-) )
- 仏教など宗教を勉強してみて、人々の生き方を示していることを知りました。お寺の人の話を聞く時は毎回納得させられるし、不思議な気分になります。 (1年女子)
(お坊さんのお話を聞く機会がありますか. “宗教”をいろいろ体験してみてください.)
- インドがアジアで中国と並び最も影響力があったというのに驚きました。それに、文化は生き方であり、その生き方を支えるのが宗教だときいて宗教に対する考え方が変わりました。もっとインドについて知りたいので、熱く語って教えてください! (1年女子)
(お任せ下さい.熱いノリについてこいよ!! )
- アジアと聞いてピンときませんでしたが
こなかったけど話を聞いて興味を持ちました。インドが影響力のあった国で、ヒマラヤがぶつかった時にできた山ということ。アジアに 住んでいるのに何にも知らなかったと思いました。これからガッチャマンやSATYAの事をもっと知りたいです!最後に見た絵=口からカンジス川はどういっ た意味であのような絵になったのですか?インドの人にとってあの絵はありがたいものなのですか? (1年女子)
(なぜシヴァ神の頭からガンジス河が吹き出しているかは,いずれ授業中に説明します.神さまの絵はありがたいものと見なされています.)
- アジアの中で中国が重要だというのは前から聞いたことがあったけど、インドも重要だというのはアジア文化論を受けることにして初めて知りました。アジア文 化論の講義で知らないインドのことを学べるので楽しみにしています。今日は写真を見たけど、インド神話に興味を持ちました。インド神話入門という本を読ん でみたいです。学校の図書館においてありますか? (1年女子)
(あれは置いてなかったかも知れません.OPACで調べてみましょう.)
- 私は文化といえば、その地の慣習や歴史のことだととてもアバウトなイメージしかもっていませんでしたが、今日の講義を聞いて、文化とはそこに属している人 の精神的や身体的な面の行動や行為で示されるということを知り、とても納得しました。しかし、改めて、感想を書いてみるといまいち理解していないというこ とに気づきました。だから、これからの講義を通じて、文化というものを自分で理解できるようになりたいです。また、植民地以前のインドを知りたいと思いま した。最後に質問なのですが、「宗教は文化を支えるもの」であって「宗教は生き方を支えるもの」ということですか?すみません。少し理解できませんでし た。 (1年女子)
(「文化は人間の生き方」であり,その「生き方(文化)の基層部分を宗教が支えている」という理解です.もちろん,宗教も文化の一部であることに違いはありません.)
- 私は、高校のとき地理でインドを少し勉強しました。そのとき宗教のことも少しは勉強しましたが、宗教学の授業でもっと詳しく知りたいと思います。最初の授 業で興味深かったのは、神様が頭から水を出していていて、面白いなと思ったし、インドでは神様の存在が大きいことを感じました。一年の後期にとった授業で ガーンディーについて調べたことがあります。今回の授業でガーンディーのビデオを見られるのでとても楽しみです。私の家は、仏教なのでインドの仏教と同じと ころがあるかもしれません。 (2年女子)
(そうですか.ガーンディーについて調べたことがありますか.ならば,satyaagraha ということば自体はご存じだと思います.これを「真理の把持」などと訳しても真意は伝わりません.satyaagraha の本当の意味をこの授業で探っていきましょう.)
- 宗教というと私のイメージは漠然としていて、唯一絶対の存在(神様)を信じることで心の安定を求めたり、生きる支えにすること、といった感じでした。「生 き方を支えるもの」と言えば、講義で聞いたことと似たように感じますが、私の考える「生への希望」というよりはもっと生活に密着したもののように思いまし た。宗教関連では怪しいニュースが多いためか、もともとの宗教といった意味合いより、より神秘的や秘密めいた印象が強くなってしまったのかもしれません。
私はインドに限らず各地の神話に興味があるので、授業の中でそういった話も聞けると嬉しいです。 (3年女子)
(神話はどうしてもインド中心になってしまいます.でも「濃い」話をしますので楽しみにしていてください.)
- 初めこの宗教学という授業をとると決めたのは、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー
ヒンズー教、仏教の四大宗教と呼ばれる物の内容の違いとそれぞれの考え方について 詳しく知りたいと思い受けようと決めていました。その思いに反して一番興味の無かったヒンドゥーヒンズー教についてインドの歴史と共に勉強すると聞き少しつまらない 授業になるんではないかと初めは正直思っていました。、しかし、ヒンドゥーヒンズー教はこんなにもアジアに対して影響力を持っているのに自分の知識があまりにもなっ かたことや、ヒンドゥーヒンズー教の神様が漫画などのキャラクターの名前として使われていること、インドの歴史的背景と宗教との関わりについて聞いている内に少しず つ興味を覚えていきました。授業を通じて自分の持っているインドとヒンドゥーヒンズー教に対する知識を増やしていき、また、今持っている知識の疑問な部分を解消して いきたいです。 (1年男子)
(正直でなかなかよろしい (^^; )
- 私は高校時に世界史を選択していたので、仏教などの関係で玄奘・義浄・法顕らが中国からインドに渡ったことなどを知ってはいましたが、文化の流れがどちら かと言えばインドから中国の方向にあるということは全く意識したことがなく、先生の授業を受けてみて初めて気付きました。今後の授業で、これまで知らな かったこと・気付かなかったことをどんどん吸収していけたらいいなと思っています。先生の授業は分かり易く、かつ面白そうなので今後の授業が楽しみです。 昔、知人から「インドに行ったら世界観・人生観が変わる」と聞いたことがあり、インドには興味を持っていました。この授業を通して様々なことを知り、自分 の成長につなげられたらいいなと思っています。 (1年女子)
(巷では「インドは人を選ぶ」などとも言われているようです.興味を持ってインドを学んでいってください.さあ,あなたはインドに選ばれるでしょうか??)
- 初めはアジアの宗教学だから高校時代日本史を選択してた私としては日本の宗教も学べるかなと思って受けてみたんですが、実はインドでした。でも先生の話を 聞いて、そして嬉しそうに本と絵をみせてくれる先生を見て興味がわいてきました。私も含め、日本人は宗教について深く考察するようなことは非常に少ないで す。この授業を機会に、「生き方」を支えてくれる宗教について深く考えてみたいです。
あと余談ですが、インドは行ってみたい国のひとつでもあります。 (1年女子)
(インド,いいですよ〜(にやり))
- 宗教には以前から興味があったので、面白そうだと思い受講しました。なぜかレインボーマンを知っていた私としては、先生の授業に思わず期待してしまいまし た。インドは不思議なところだというイメージが強いのですが、宗教学の講義を受ければもっとその感を強くするような気がします。インドのおもしろさを伝え ていただけたら幸いです。よろしくお願いします。 (1年女子)
(おお,同志よ!! )
- 最初、この授業で日本仏教が研究出来ると勝手に思い込んでいて、インドの事だと分かった時はあまり嬉しくありませんでした。しかし、先生の講義を聞いてい ると全てが真新しい知識であり私にとってのめり込むのに十分なほどでした。自分は神の存在を信じる側の人間なのでもっと深く神様の存在についてご教授頂け れば嬉しいです。 (1年男子)
(太線部:いい表現です.神に対する信仰とは,神の存在を信じる側に立つか,信じない側に立つかの別であって,どちらが正しい・どちらが間違っているという問題ではありません.)
- 授業で一番印象に残ったのは宗教という言葉の意味の解釈についてのお話でした。私は宗教学にとても興味があって中学の卒業論文では神と人の関係について論 じました。その際に参考文献として遠藤周作氏の著書を多数読んだ中で『ディープリバー』という本がありガンジス川を中心にして営まれるインド人の生活とイ ンドに残るカースト制度の実態などが描かれていました。医師を志すきっかけとなったマザーテレサの活動が行われている国として昔からインドに行ってみたい と思っていましたがこの本を読んでもっとこの国について深く学びたいと感じました。特にガーンディーの活動と現在のインドのかかえる諸問題(核保有、カー スト制度廃止の実態など)が学びたいです。あまり宗教と関係ないこともどんどん授業で話していただけたらうれしいです。 (1年女子)
(インド精神文化を軸にしながら「鈴木節」が炸裂します.話題は割と豊富だと思いますよ.)
- アジア文化論をはじめて聞いた感想は、身近なものだなと思いました。私のベースとなっているだろう仏教や普段何気なく使っている漢字はお隣の中国から 入ってきていて、また中国はお隣のインドから仕入れてきたということでした。それでは私の知っている(身についているだろう仏教的なもの)は、果たしてイ ンドのものなのでしょうか?伝言ゲームからもわかるように、最初の人が次に伝えていき、次の人がそのまた次の人に伝える。その場合多少なりともずれが生じ ないのでしょうか?とりわけ、文字とかは写すと何とかなるのかもしれませんが、仏教とは思想です。そこが少し気になりました。
またガッチャマンの話もするように仰られていましたが、ガッチャマンなら何とか雰囲気は伝わるのですが、レインボーマンとなるとまったくわかりません。ジェネレーションギャップも多少あるのかもしれません。
アジアに住んでいるのだから、少しは隣近所のことを少しでも理解できたらうれしいです。 (1年女子)
(日本とインドの関係も学んでいってください.)
- この学部に入学したいと思った理由のひとつに各国の文化を学びたいというのがあったので、今日の講義はとても興味深かったです。仏教の結婚式があるなど身 近なことで宗教によって異なることなどをもっときいてみたかったです。また、インダス河の話のときに国境がひかれてしまったという表現をきいて改めて考え るものがありました。80分が早く感じられ、これからがたのしみです。インドとガーンディーを語れるようになりたいです。これからよろしくおねがいしま す。 (1年女子)
(こちらこそ,どうぞよろしくお願いします.)
- 今まで、インドの文化というと、インド人の方が作っているカレー屋さんで食事をするといったようなことしか体験していませんでした。しかし、今回の授業で 不思議なことの多いインドに興味をもちました。特に宗教=生き方を支えるという考え方は、あまり宗教を意識していなかった私にとって興味深いです。仏教は インドで生まれた宗教ですし、文化だけでなく宗教もまなぶことによって、日本のことも理解していけそうです。先生の講義で神秘的なイメージのインドの奥深 さを学んでいきたいです。 (1年女子)
(日本もインドと繋がっていますよ.乞うご期待.)
- 先生の講義の進め方、話し方がとても分かりやすかったので1コマ目の授業ですが、次回からもぜひ参加したいと思いました。今日の講義の中でガーンディーの ことが出てきましたが、高校のときにガーンディーについて熱く語る先生がいらっしゃった
いたことを思い出しました。この講義の中で少しでも彼のことを知ることができたら いいなと思いました。映画「ガーンディー」にCGエキストラではなく、本物のインド人が何十万人も出演していることには驚きでした。「ガッチャマン=イン ド伝説」という先生の自説がとても興味深いです。楽しみにしています。 (1年女子)
(できるだけ多くの方が「金曜の朝一は眠いけど,授業に行こう」と思ってもらえるような授業にしようと思っています.一緒に学んでいきましょう.)
- インドのことに触れることが今までなかったので何か新鮮でした。鈴木先生の授業の中での『宗教』の定義と、私の中での『宗教』の定義が似ていたので今日の お話がとても興味深かったです。
私は国際文化学部の入試を受ける前に『文化』とは何かについてとても考えました。その時私が自分なりに出した答えが、私達 の生活に関わるすべて(歴史、政治、経済、マナー、言葉、音楽、etc…)でした。今日の先生の話しは聞いて同感できるところが沢山あったのでとても楽し かったです。次回からの講義も楽しみにしています。 (1年女子)
(下線部:私も同感です.これからも興味を持って学んでいってください.)
- 私たちが普段持つ宗教に対するイメージをよく表しているのは、「私は無宗教だ。」と言う人がいることだと思います。そのように述べる人も含めて、すべての 人は、何らかの形で、宗教に由来する文化的背景に基づく行動をしていますよね。それで、文化は人々の行動や行為を示し、その根底にあるのが思想〜一番の柱 は宗教(文化の体系の中での考え方の違い・生き方を支えるもの)〜であるという説明に納得しました。大切な点を教えてくださってありがとうございました。 これからの授業では、とくに日本がインドの影響をどのように受けているかについて学ぶことを楽しみにしています。 (1年女子)
(この講義のポイントを掴んでくれたようで嬉しいです (^^) )
【総評】一緒にディープなインドの精神文化を学んでいきましょう.「みんな,ついてこいよ!!」(鈴木隆泰)
suzuki AT ypu.jp