アジア文化論 I
〈宗教学(山口大学)〉
(2005年度 前期 金曜1・2限)
出欠・授業評価・感想文提出(県大生(金〜土)用)
出欠用掲示板(山大生用.県大生(日〜月)用.要パスワード)
期末課題(要パスワード)
シラバス
参考書など
- 『インド思想史』,早島鏡正・高崎直道・原実・前田専学,東京:東京大学出版会,1982.
(インド思想を学ぶための本格的入門書.初学者にはちょっとつらいかも.でもレポートを書くときには重宝する可能性あり.図書館にも一冊だけありました.選文集としても機能しており,原典の雰囲気を味わえます.)
- 『ヒンドゥー教の本―インド神話が語る宇宙的覚醒への道』(Books Esoterica 第 12 号),東京:学習研究社,1995.
(分かりやすくまとめられたインド精神文化入門書です.カラフルで,しかも参考文献もきちんと載っていますから,まずはこれから学び始めるとよいでしょう.)
- 『インド神話入門』,長谷川明,東京:新潮社,1987.
(インド大衆宗教画の宝庫.解説も丁寧です.ただ参考文献が載っていないのが残念です.)
- 『インド神話の謎―ヴィジュアルで読み解く神々の宇宙』(ムー謎シリーズ 8),丸山勇・佐藤和彦,東京:学習研究社,1998.
(こちらもカラフル.解説はちょっと堅い感じで,一つ上の『インド神話入門』とどちらがよいかは好き好きでしょう.参考文献も載っています.)
- 『インド的思考』,前田専学,東京:春秋社,1991.
(一番上に紹介した『インド思想史』の著者のお一人でもある前田先生が書き下ろしたインド思想の入門書.初学者にはこの方が読みやすいでしょう.ただし仏教には触れられていません.)
- 『ひろさちやが聞くヒンドゥー教の聖典』,ひろさちや + 服部正明,東京:すずき出版,1993.
(対話形式になっていて読みやすくて分かりやすく,しかも詳しいという良書.ただし釈尊を,出身部族名に過ぎない“釈迦”と呼称したり,大乗仏教が在家者から起こったとする説をそのまま採用しているなど,学問的には多少の問題があります.)
- 『ヒンドゥー教―インドの聖と俗』,森本達雄,東京:中央公論新社,2003.
(インド文化の構造や性格がよく分かる良書.“ガーンディー”という表記がなされていれば,この講義のサブテキストとして言うことなしでした.)
suzuki AT ypu.jp