11月30日
クラブ活動(部活)


A:今回は部活について話していきたいと思います。みんなは部活何してた?
B:バスケ!
E:俺もバスケしてた!
F:中国には部活をする習慣がないかも。私の場合は、朝早くから夜遅くまで勉強・勉強・勉強の毎日だったよ。
E:えー!!!!!!!!なんか暗い毎日だね。
C:私は小・中学校は吹奏楽部、高校は家庭科部だった。
G:私は小学校のときはバスケで、中学のときにバレーしてて、高校では書道をしてた。
H:僕は野球と剣道、後は暗いものに転向していったかな・・・・・・・
D:私は剣道とテニスをしてた。
H:剣道ってもしかして警察の?
D:そうそう!地区の警察官の方が教えてくれて・・・・・
H:剣道はもうしたくないなあ。臭いし・・・・痛いし・・・・
G:部活はやってて良かったと思う。当時はただ辛いばっかりでいいとは思ってなかったけどね。今思えば、経験してて良かったと思うよ!!!
B:私もそう思うなあ。部活は本当に辛かった。だけどあの辛い経験があるからこそ、バイト先の上司に言われたりしても、あのときに比べれば・・・・って思えてへっちゃらなのかも。
A:アンケートを見ると、中学で部活に入っていた人の割合はこんなに高いのに、高校になると、部活に入るに人の割合はこんなにも減っているのが分かると思います。加入しなかった理由は、やりたい部がないが23.4%、自由な時間が欲しい22.6%となっています。また、部活での一番の悩み・退部理由は、活動が期待はずれ、面白くない、部員・顧問との人間関係、自由な時間が欲しい、体力的に辛いなどが挙げられています。しかし、部活を敬遠する一方で、「スポーツ好き」と答えた運動部未加入者は41.9%いるようです。
みんなは部活をやってていやなことあった?
B:自由な時間が欲しかったよね。服買うことなんかなくて、気がついたらジャージしかなかった。
E:コーチが2メートルもあって、よくジャンプキックされてた。こわかったなあ。
D:仲良いのは部活のメンバーだった。どうしても一緒にいる時間が長いからね。
H:山口は極端だね。中学ではこんなに部活をしているのに、高校ではあまりしてない。何か理由があるのかな?
B:全員入ってたよね、部活。
G:そうそう。何かの部活に入るようにって決まってた。
H:激しいものが多いんだね。僕の地元ではそんなことなかったけど。
F:私は3つも塾に行ってた。夜遅くまであって厳しかった。


A:資料2を見てください。中学体育連盟によると、1週間の練習日数は、ほとんど毎日が43.4%、5〜6日が38.0%、3〜4日が11.7%、1〜2日が3.3%、ほとんどなしが3.6%となっています。
C:小・中やったらもういいよって思う。頑張ったからこれ以上は無理って思うよ。
A:そう感じたりすることを、燃え尽き現象って呼ぶみたい。
H:とことんやって、ある程度まできたら燃え尽きてしまう、そうなるともうしたくなくなるのだね。まあ、やりすぎるのはいかんよな。成長を妨げるだろうし、年齢的にあまりにも激しい運動は、体に大きな負担をかけかねないしね。それが心配だな。


A:平成10年総務庁の「中学生・高校生のスポーツ活動に関する調査」によると、みんなで楽しむことを中心とし、出来れば勝つという形が良いは、23.7%、ある程度勝つことを中心にしながら楽しむことが良いが、55.2%、勝てなくてもみんなで楽しく活動すればよいが、11.7%、厳しく徹底して勝つことを目指すべきであるが、9.4%でした。みんなはどう思う?
H:自分に勝つのか、人に勝つのかだよね。精神的な問題になってくるんだろうね。
B:最後の最後に自分の目標があるから、私は辞められんかった。
H:決めたことをやるかやらないかの戦いだよね。最後までやり通すことが大事なんだと思う。


A:では大学での部活事情について。県立大学には、こんな部活・サークルがあるんです。見ていくと、演劇・茶道・筝曲・弓道・合気道・バドミントン・バスケ・バレー・ワンダーフォーゲル・卓球・テニス・ユースホステル・マンドリン・編み物・サッカー・漫画文芸研究会・フラメンコ・ダンス・徳地野外活動クラブ・ユネスコクラブ・手話・美術工芸・フットサル・吹奏楽・よさこい・空手・キックボクシング・サムルノリ・エトワール放送局・ゆうとぴあ・陸上・マジック・パソコン・お菓子作り・ボランティア活動、と様々です。
H:知らないのがいっぱいあるね。
A:同好会がほとんどです。山大合同もあります。
C:なんか地味だね。
H:キックボクシングなんかあるの?知らなかったなあ・・・・何をしているのだろうか?気になる存在だな・・・
B:マジックもあるよ!!!出来る人いるの??
E:知らないのありすぎだよ!!!あっ、大学はいって部活はいるか悩んだ??俺すごい悩んで・・・・でも結局入ったんだけどね。
B:私も迷った!!
A:なんで部活に入らんかったん?
B:楽しみたかったんだけど・・・そんな感じじゃなくて。辛いのはもうこりごり。大学生になったし、やりたいことは他にもある。かなり練習するって聞くと考えてしまう。自由な時間もいっぱい欲しいしね・・・・


A:では次の社会人になってからのクラブ活動について。就職して社会人となっても会社の者同士が集まって活動をすることがある。わずかな時間を利用して活動に打ち込む人もいます。
B:私は地域のクラブに入っている。そこにはおじいちゃんもいてね。そのおじいちゃんってすごい!!!毎回来るし、頑張ってる。若者と交流したいんだって。それに若さを保つためでもあるって・・・・積極的に社会に関わる姿勢が分かるよね。年をとると、人とのかかわりがなくなりやすい中で、こうして地域のクラブに所属したりすることで、人と関わることを無くさずに出来るってわけだね!
F:年をとっても体を動かして、若者と交流したいだなんて、パワフルだよね。何かに所属するって、人と人とのコミュニケーションの場を持つことなのかもね。
E:確かに、何かに所属することでその所属している中に仲間が出来て、そして人と人とのネットワークが広がるよね。そうしたら、生きがいみたいなものが出来てくる。大げさかもしれないけど、所属することで人生楽しくなる。所属することで自分の人生の糧になるのかもね。


A:何かに所属することは大事なことだと思う。みんなが言ったように、所属することで、得るものはたくさんある。それは仲間だったり、仲間と関わる大事なコミュニケーション場だったり・・・人と関わり、自分の人生において生きがいになるような何かを得たいなら、所属するということは人間には不可欠なのかもしれない。部活はしたほうがいいね。時間ないけど・・・
H:時間は作るものだよ。その作り出した時間を部活・クラブにあてるのもいいことだ。趣味として、あるいはストレス解消として、良い面はたくさんあるだろうしね。



《編集後記》
 所属することって何・・・最初はそう思った。しかし話し合っていくうちに、何かに所属することがこんなに大事だとは・・・と思い始めた。私の場合、部活動に所属していたときは、所属していることに何の意味も感じなかった。しかし今となっては、所属していたことで自分が夢中になれるものを見つけ、それを多くの人と共有し、多くの仲間と所属していることで知らず知らずのうちに、コミュニケーションをはかっていた。それはそのものに所属していたから得られたものだ。所属することの意味を知らず知らずに、分かっていたのかもしれない。


人の一生は,「自分の居場所」を探す旅なのかも知れません.あなたと価値観・人生観・世界観を共有してくれるパートナーや仲間は必ず見つかります.そのとききっと思うでしょう.

ぼく/わたしはここにいてもいいんだ.

と.

さあ,歩み出しましょう.

(鈴木隆泰)


基礎演習 II・IV

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