アジア文化論I／宗教学 2004/7/9 No. 12

7/9 授業の感想12号と回答

感想12号（総数 158名：県大生 65名，山大生 93名）の結果をお知らせします．「自分の意見が載っている，載っていない」「教員のコメントの内容」などは成績評価や感想の質には全く関係ありません．ただし「感想の内容」は評価対象となっています．

複数の同一または類似の感想は，原則的に最初に目についたもののみを採用しました．

原文の一部を修正したものがあります．

男子・女子の区別は氏名に基づく判断です．もし間違っていたら遠慮なく申し出て下さい．

今日は映画『GANDHI（ガーンディー）』の二回目です．

satya の為に命を賭けて断食をガーンディーを見て、彼の計り知れない強さを感じました。あれがヒンドゥーの力なのですか~~なんですか~~？（1年女子）
（直截には satya の力です．もちろんその背景には，satya の観念を成立させるヒンドゥー文化がありますから，広い意味では「ヒンドゥーの力」と呼んでも構わないでしょう．）

デモがなくなるまでガーンディーは断食をするとありましたがそこで satya の考えをとても感じました。デモがなくなったといっていたのはほんとうなんでしょうか？（1年女子）
（本当です．satya には力があるのです．）

やられたからやりかえす、目には目を、と怒りの感情に任せて人を傷つけても虚無以外のなにも生まないということは現代もなお世界の人々の教訓だと思いました。（1年女子）
（現代では「やられてもいないのにやってしまう」「あそこはあやしいから，あそこはあやしそうだからやってしまう」というように，事態は悪化していると言えます．日本も，つまり私たちも当事者です．）

裁判の場面で自己弁護について問われていましたが、ガーンディーには弁護士がつかなかったのですか？（1年女子）
（彼の職業はご存じですよね? ）

ガーンディーが、暴動がおさまるまで断食していたことは知りませんでした。これも、「satya」によるものなのだと思いました。「有言実行」という四字熟語が日本にもありますが、比べものにならないと思いました。（1年女子）
（「有言実行」ということばの重みが現代日本ではなくなってきているという見方もできるかも知れません．）

広場で民衆が英国兵に銃撃されるシーンはあまりのむごさに見ているこっちが怒り狂いそうでした。行進の途中、一人が暴行を受け、群集が反撃に出たとき私はつい『やれやれ！』気分になっていました。でもそれはガーンディーの非暴力に反することだったためガーンディーを断食させることになってしまい、胸が痛みました。彼が言ったように、目には目を・・を続けても切りがないのは確かだと思います。でも、非暴力を貫くには大変な忍耐力と強い意志がいるんだなと改めて感じました。（1年女子）
（実行が困難だからこそ，それを実現させたときの satya の力はより大きくなるのです．）

私が今日の授業で一番印象に残ったのはガンディーの奥さんの言葉だ。｢りっぱな服には美しさなどない｣という言葉だ。この言葉で私は母を思い出しました。母はあまり服装をきにしない人です。私はもうちょっと気にしてほしいと思ってた。でも今日の奥さんのはなしをきいて、母のことを誇りに思いました。自分のことを省みず、私たち家族のことを思いがんばっている。素敵な母です。（1年女子）
（カーリーの魅力も，実はそこにあると私は思っています．）

今回は、ガーンディーの非暴力、不服従での英国への抵抗の意志の硬さをさらに強く感じました。特に、1500人以上の死傷者をだしたアムリットサル事件のあとの英国とのやりとりや、何度投獄されても平然と英国に立ち向かうところや、デモを行う人々が英国兵士たちを殺すというガーンディーの satya を破るようなことをしたあと、デモなどの活動をやめさせるために命をかけて断食し続けたガーンディーが印象的でした。血や犠牲の上の勝利はいらないとか、テロという積極的な手に出るべきだという人に、目には目をではきりがないとか、ガーンディーの言葉には今のイラク問題にも通じるような考えがあると思いました。あと、途中から出てきたガーンディーの文通相手で彼の娘になったイギリス女性はどのような経緯、理由でガーンディーと住むことになったのかよく分からなかったのですが、なぜですか？（1年女子）
（彼女はイギリスの提督の娘で，文通で親交を深めていって，最終的には一緒に住むようになりました．イギリスの植民地支配に対する疑問やガーンディーの人柄に触れたことがきっかけでしょう．）

今日の授業は入院しているため出れませんでした。ガーンディーの続きが見れなくてとても残念です。
次回は出られると思います。だから次回の授業の始めに今回のあらすじを話して下さい。よろしくお願いします。
早く元気になります。（1年女子）
（早く元気になってください．
　それはさておき，ご自分が欠席したことの make up を教員に要求するのはルール違反ですよ．友人に聞いておくなり，自分でビデオ等で観ておくなりするべきではないでしょうか．）

アムリットサル事件のときに出ていた、最後のほうで人々が飛び込んでいた穴はいったいなんだったのですか？（1年女子）
（水瓶ではないかと思います．）

一人で叶えることのできる satya、一人では叶えることのできない satya ・・・。命がけで独立を願うガーンディーへの畏敬の念は絶えません。（1年女子）
（インド独立に向けた satyaagraha は，まさに後者の「一人では叶えることのできないもの」「皆の力，そして心を一つに合わせなければならないもの」だったのです．）

ガーンディーが周りの人にやめてくれなどという意見を振り切り、非暴力や不服従をやめさせるため、断食（satya）をして、それがきっかけで非暴力や不服従がおさまったところがとても印象的に思いました。
前回と今回のビデオを見て、ガーンディーは一度物事を決めたら、それを絶対守る人だと感じました。同時に頑固な人だと感じました。しかし、その頑固なところがあったから、非暴力や不服従がおさまったのだと思います。（1年男子）
（ガーンディーの抵抗運動（satyaagraha 運動）とは，非暴力・不服従という誓いを立て，その誓いのことばが satya となるように頑固なまでに守り通す(aagraha)ことです．）

ガーンディーは非暴力を satya として守っていたのにもかかわらず、暴行を加えられたインドの人達は暴力をもって英国の刑事達に抵抗しました。それはガーンディーの持っている satya と他のインド人のもっている satya の重さが違うからでしょうか？（1年女子）
（たとえ satya は同じだったとしても，それをどこまで守り通せるか（aagraha）には個人差が出てしまったのです．）

投獄されても、裁判にかけられても、非暴力・不服従を貫いているガーンディーの姿に感動を覚えました。また、民衆が暴動を起こしたとき、自分が断食する事によって人々を鎮めたところは、ガーンディーの satya に対する強い意志を感じると同時に、ガーンディーの影響力の大きさも感じました。人間がもつ様々な感情をガーンディーは、satya のもとにコントロールできるのではないか~~できるんじゃないか~~と思いました。（1年男子）
（ガーンディーは妻との性生活も絶ちました．インドでは梵行（brahmacaryaa）と呼ばれる修行の一つで，性生活を絶つという宣言をし，それを守り通すことでその宣言を satya なものとし，その satya の力によって何らかの目標を達成しようとする修行です．）

satya を守り抜くというのはとても厳しいことなのだと知りました。運動をやめるまで断食を続けたガーンディーももちろんですが、大量殺戮のシーンで「我々は、勇気をもたなければならない。」と言って踏みとどまろうとした人々にも、ガーンディーと一緒にインドの独立を目指すという satya を感じました。もう一つ印象的だったのがガーンディーの服装です。シーンが進むにつれどんどん質素になっていきました。インドの民と一緒にというガーンディーの覚悟が深まっていくのが伝わってきました。ラストがどうなるのか分かっているのに目が離せません。（1年女子）
（裏を返せば，それまでのガーンディーの生活が，インド一般レヴェルとはかけ離れていたのです．）

私が心に残ったシーンを挙げると、まずガーンディーが逮捕され裁判所に入廷するときに裁判官が立って彼に敬意を表したところです。あのシーンは英国人のそれまでの彼に対する態度とは違っており意味深なものだと思います。そして暴動が終わるまで断食するガーンディーです。それは極限状態であり、satya があると聞き、まだまだ自分が satya のなんたるかをちっとも理解できていなかったと反省しました。
　疑問が残ったのんですが、ガーンディーが奥さんに呼ばれて家に入っていく前に靴を脱いだように見えたのですが、インドにもそのような（日本のような）文化はあるのですか？
　また、フィジー行きを牧師さんに頼んだ裏にはどのような意図があるのでしょう？私は勉強不足であのころのフィジー情勢など分からないので話がみえませんでした。（1年女子）
（靴を脱ぐのは日本だけとは限りませんよ．そもそも靴を履かない文化もありますし．
　フィジーの件，あれは人名であって地名のフィジーではありません (^^; ）

今日のガーンディーの映画で印象的だったのは、イギリス人によるインド人の大量虐殺と、ガーンディーの断食でした。ガーンディーが投獄されていたとき、集会を開いたのは、ガーンディーが説いた非暴力・不服従を貫くことを、改めて誓い合うためだったのですね。集会所にいた人々は何も暴挙を起こしていたわけではなかったのに、あのような酷いめにあって、本当にお気の毒でした。でも、イギリス側の焦りも感じられる事件だったと思います。大量虐殺のとき、インド人の兵隊もいたような気がしますが、本当にいたのでしょうか？もしそうならば、やりきれない気持ちです。（1年女子）
（いました．本当にやりきれない事件です．）

今回、質問がたっくさんありますよ。①映画の中で「他人の家の主人」という比喩がありましたがあれはどんなことを意味しているのですか。②儀仗兵とは。③先生自身はアナーキストをどのようにとらえていますか（是非先生の視点での回答が聞きたいです（1年女子）
（①イギリス人がインド（イギリス人から見れば他人の家）の支配者（主人）になっていることを指しています．
　②こちらは辞書で調べましょう．
　③質問の背景をもう少し窺わないと的はずれの回答をしかねません．お知らせ下さい．）

オカマの語源がカーマにあるという説を聞きましたが本当でしょうか。（1年男子）
（本当ではないと思います．「かま」は尻や肛門の異称で，男色の意味に転じました．）

暴力を否定しても自分が暴力で対抗してしまえば、やっていることは同じです。全く意味がありません。そういうことをガーンディーは教えてくれたように思います。（1年女子）
（「よいことをするために悪いことをしても構わないかどうか」について，ガーンディーは明確な答えを出してくれています．「正義の実行のためには，その実行過程全てに至るまで正義に貫かれていなくてはならない」と．）

口にしたことを守り、貫き通すというのはとても難しいことです。特に人間の生存欲求に直接結びついた食欲を抑え込むことは、我々のように満たされすぎている人間にとっては、考えもつかない発想です。私も断食、断水を試みたことがありますが、あれは生物であることを否定するようなものです。本人は言うまでもありませんが、周囲で見ていることしかできない者が感じる苦痛、無力感も相当なものです。ガーンディーはそれを知った上で断食を実行したのでしょう。感服しました。（1年男子）
（断食はきちんとした方法論に則って実践しましょう．）

口で立派なことや筋が通っていることを話す人はいくらでもいるけれど、ガーンディーのように自らが実行にうつし、自分を一番下に考えるような人こそが本当に satya の考えに通じてるんだろうなと思いました。逆に、イギリス人の大虐殺という行動は本当に恥ずべき事だと思いました。自分たちの言うことを聞かない、思い通りにならないからというのは小さい子供と同じです。そんな状況でガーンディーが自分が死んだら治まるかもと発したのに対して、私はイギリス人に対して悔しさを感じました。ということで次が楽しみです！自分でビデオを借りてしまいそうです・・・。（1年女子）
（どうぞ借りてみてください :-) ）

あれだけ多くのインドの人々から支持されるというのは確かにすごいことだと思います。しかし、多くの人々から熱狂的に支持されたという意味だけならヒトラーにも共通したことであり、仮にガーンディーが暴力での独立をめざす過激派だったとしたら、イギリス対インドの全面戦争の指導者として歴史に名を残していたかもしれません。人々を惹きつける魅力的な指導者というものの凄さを改めて実感したと同時に、指導者のカリスマ性に陶酔した人々が間違った方向に行ってしまったときの怖さを感じました。（1年男子）
（下線部：もし暴力をもってイギリスに立ち向かっていったら，独立はもっと遅れていたか，あるいは叶わなかったかも知れません．）

ガーンディーの不屈の精神には前回同様感服しっぱなしです。インドの国民を思って、それを断食や抵抗によって、その気持ちを表現したことで、皆が彼についていったのだと思います。
　先生の講義を、ガーンディーの映画を観る前に聴いたことで、これまででは見落としていた点や、思想に気付くことができたのが、宗教学を学んだ一番の財産と思い感謝しています。（1年男子）
（こちらこそどうもありがとう．）

前回に引続き、心にじぃんときたり感心したりした言葉を挙げてみました。ガーンディーのすばらしいところは、はじめから言っていることが変らないということ、人間の心理を的確に捉え、冷静に判断できること、そしてその判断を実際に行動にうつせる勇気を持っていることだろうと思います。
イギリス人によるインド人の大量虐殺は、実際に起きた事件であると聞き、ひどくショックを受けました。このように残忍な殺戮は、過去の歴史の中で幾度となく繰り返されてきたけれど、ガーンディーのように確固たる信念に基づいて対処した人物はいなかったでしょう。satya の力に対する驚きとともに、それが大きな勇気と奥深い心のうちから発されていることへの感動を、今日も残すことが出来ました。（1年女子）
（下線部，いいですね．ふむふむ．）

泣きました。ガーンディーの信念に感動したのもありますが、敵も見方も関係なく、すべての人の暴力に悲しむ彼を少し痛々しく感じました。優しすぎて他の人より傷ついているようでした。彼を崇拝する気持ちが分かります。彼の奥さんもすごい人ですね。彼は正しいけれど、だれもが彼のようになれるわけではないと前回言っていました。彼女が彼が走り過ぎないように、止まらないように支えていたのだと思います。(苦労しただろうけれど)ガーンディーのような人を夫にした彼女も幸運ですが、彼女のような理解者を得ることの出来た彼も幸運ですよね。（1年女子）
（きっと夫婦というものは二人でやっと一人前なのでしょう．）

ガーンディーは、独立までに多くの失敗と試行錯誤を繰り返していたことを知りました。初めから上手くいっていた訳ではないんですね。先生が映画の間に仰った、「これがヒンドゥーの強さです。」という言葉が印象的でした。運動を止めるための断食のシーンは、まさに命懸けの訴えで、ガーンディーの、ひいてはヒンドゥーの強さをひしひしと感じます。その強さがあってこそ、satya を成し遂げることができるのだと思いました。（1年女子）
（次回（最終回）では，satya の，そしてヒンドゥーの強さをもっと感じることができるでしょう．）

今日の場面は印象的な箇所が多くありました。もっとも心に残っているところは、イギリス兵がインド人を容赦なく撃つところです。あのシーンは銃撃シーンとしては長くて、痛々しさが胸に響きました。生々しさというよりは、現実なんだという虚しさ、人間の愚かさ、冷酷さ、人を殺しているという実感の無さ、人の心の弱さ・・。あとは、あの将官への憎憎しさというか、怒り、胸に湧き上がる熱い感情（映画でこんな感情になったのは初めてでした）。
インドへのガーンディーの思いの強さ、太さを感じました。ガーンディーもインドに魅せられたうちの一人なんだとも実感しました。インドという国がどれだけの魅力があるのか、行ってみたくなりました。
暴力はふられるのは痛いと感じるが、暴力を振るう側になると、痛みは感じず、快感さえ覚え興奮する。一種の覚醒剤のような気がしました。それに侵されることを拒めない人間って何なんだろうと・・。人間の弱さを改めて知らされました。（1年女子）
（人間は神や仏のように他人に対して慈悲の心を持つこともあれば，地獄の民や餓鬼のように人を怨み人を害することもあります．「生まれ変わり」「輪廻転生」は，死後に起きるものとは限らず，私たちに一瞬一瞬のうちに起きているものだと私は思っています．）

ガーンディーの行動には感動させられました。人々のためにあそこまで熱心になれることはそうないと思います。一番感動したのは断食してベッドに横たわっている時のセリフです。「歴史を見ると真実と愛がいつも勝利している。どんな暴君もその時は無敵に見えても、いつか滅びる。」（詳しくは覚えていないけどこんな感じ...）というところで、なんと感動して涙が・・・（・＿・；）信じるということにはやはり何かすごい力があると思えてなりません。（1年女子）
（ガーンディーのセリフ，
“When I despair I remember that all through history the way of truth and love has always won. There have been tyrants and murderers and, for a time, they can seem invincible. But in the end, they always fall. (I) think of it... always...”
です．）

運動中止はガーンディー個人としては正しいにしてもインド独立運動の指導者としては、評価の難しい決断だったと思います。しかしそれを敢えてやったガーンディーは、自分だけが断食などにより苦行するのはもちろんのこと、インド人全員にも苦行を求めた、と言えるような気がします。ガーンディーは真の独立国に相応しい人間であるために、そして自分にできることは万人に可能だと信じているために努力したんだと思います。ガーンディーが当時考えていたことなどは誰にもわかりませんが、普通の人間が持つような考えは持っていなかったと思います。そうでなければあんなにも偉大な人物として扱われるようなことはなかったはずだと感じました。ガーンディーの考えに付いてきた人々、ガーンディーを支えた人々、いろいろな人達も複雑に絡み合っているんだと思いました。（1年男子）
（太線部の表現，いいですね．君のレポートでも是非使ってください．）

インド人が警官に暴力を振るってしまったのは仕方のないのことのように思います。しかしガーンディーはそれを当然と思わず、インド人が暴動をやめるまで断食をしました。周りの人がガーンディーに「この暴動がおこるのは仕方がない。これを押さえ込むのは無理だ。」というようなことを言ったとき、ガ－ンディーは、自分が死ねば暴動は収まるだろうと言いましたが、これがとても印象に残りました。この暴動が続けばインドは独立したかもしれません。しかしガーンディーはそのような独立を望んではいませんでした。それを考えると、ガーンディーは独立そのものを目標にしていたのではないようにも思えてきます。ガーンディーにとって重要だったのは不公正に対する「非暴力・不服従」の抵抗であり、独立というのはその結果にすぎなかったのではないかと思います。民衆ははじめは独立ということを目標にしていたかもしれません。しかし、ガーンディーの断食による訴えを理解して暴動をやめたということは、最終的には民衆もガーンディーの考えがわかったからだと思います。そしてそれがなされたのもインド人が知らず知らずのうちにもっている satya の考えがあったからではないでしょうか？（1年男子）
（ご明察!! ）

【総評】次回はいよいよ最終回です．一緒に satya の核心を見ていきましょう．（鈴木隆泰）

アジア文化論 I／宗教学

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