11月20日
親友とは何か?!
A:今日は、親友と友達の違いや、親友とは何かについて話し合いたいと思います。中学校や高校では、「私には友達はいるけど親友はいない」と思っていて、軽々しく親友だとは思えなかった。親友とは何かを話し合いたくてこの議題にしました。
(インターネットの資料を読む)・親友の定義:親友とは趣味の合う人であるといえる。「親友(=X)とは友達<X<恋人の範囲で成り立つものである」これは友達以上にお互いを理解しあうものの、同性であっても異性であっても恋愛感情をあまり持たないぞということである。
A:インターネットにはこんな風に書いてあったけど、それを読んでも私の心はあいまいで納得してません。まず、皆さんは親友がいますか?
G:私も中学や高校のときに、私には親友がいるのだろうかと悩んだときがあったけど、今はいちいちこの人は親友!と思わなくてもいいんじゃないかと考えています。
A:じゃあ、友達と親友を分けているものはなんだと思いますか?
H:友達と親友を分けて考えるのではなくて、友達の延長線上にいる1番仲がいい子が親友なんじゃないかな?と思います。
F:私の場合は友達とある程度親しくなったら何でも言ってしまうんですよ〜。私の親友は毎日ずっと一緒にいなくても頭に浮かんでくるような人で、それまでの時間なども含めて付き合いが長い人が親友って感じです。
I:私には小学校からの親友がいて、今は全然会ってないけど手紙を書いたりしています。日本に来て、弱気になっているときに一緒にいて、手紙を励みにしてがんばってきたから・・。一生に一度の大切な人だし、家族より私のことをわかってくれてると思う。
J:その人と一緒にいた時間は大きく関係してくると思う。いざというときに相談しようと思える人が親友だと思う。
B:やっぱり友達として仲良くしているといろんなことがあって、それを乗り越えていくと親友になっていくんじゃないかな?
A:その人とかかわってきた時間が大いに関係しているらしいけど、やっぱり中学、高校からの友達がほとんど?
F:保育園のころから一緒で、初めて大学に入って離れた友達がいるけど、その人は今も親友だよ。
A:私は高校や中学に仲のいい子はいてあまり親友とは思わなかったけど、大学に入ってその友達と離れて今でも会ったりするから親友かなって思った。みんなは「この人は私の親友だ」と気づいたきっかけみたいなものはありますか?
D:私は心を許しているけど、相手はどうなのかわからないときがあるよね〜。大学の友達でも私のことを裏切らないという感じの人はいるけど、やっぱりお互いに違う世界をもってるからその人がほかの誰と仲がいいとかはよく知らないけど、その人も私を親友だと思ってくれてたらうれしいな〜。
E: 親友だ!!とはっきり思ったことはないけど、人に聞かれたら「あ〜あの人かなあ・・」と思い浮かぶよ。
F: 私のある友達は、場の雰囲気が悪くなるのを覚悟の上で私の悪いところを注意してくれたことがあって、「本当に私のためを思って注意してくれたんだな〜」とわかって、さらに仲良くなれたよ。
H:私の友達は気づいた瞬間とかもなくて、嫌いなところを言い合ったりするけど、一緒にいて楽しいし安心するのはその人なんだよね〜。嫌われることを心配しないでいいっていうか。
I:私は自分の楽しいときや悲しいときに一緒にいてほしいなって思う人が親友かなー。
J:最終的にはその人の性格によるよね。私ははっきり言う性格だから、友達ともお互いにはっきり言うし。やっぱり普通の友達とは少し違うかな。
C:親友と思える人とは高校のときは同じグループじゃなかったけど話が合ったんですよ。今その人は山大にいて一緒に遊ぶことも増えて、自分に合う人だなって思ったよ。
B:昔から仲のいい人はいるけど、自分の中でいい友達と思えるのは大学の友達なんですよ。男女それぞれ5人のグループの中で一人の女の子を奪い合ったりいろいろあったけど、もうお互いのことをよくわかっているから、思いやりがもてていい関係になっていると思います。
A:私にはどうしても親友=少人数ってイメージがあります・・。グループとか、仲がいい子同士で集まることはよくあるけど、その中でも相談しやすい人と、「この人に相談はちょっと・・」ということがありますか?
D:私は頻繁に連絡を取っていなくても、誕生会とかには必ず誘う友達はいます。
E:この友達にこういう相談をしたら自分にプラスな答えが返ってくるだろうな、ということで相談しやすい友達とそうでない人を分けてしまうことはあるかも・・。
F:私の大学の仲良しグループはあまりにも大きいので、話さない人っていうのはあんまりいないような気がする・・。
G:私も何でも包み隠さず話してしまうタイプだけど、今まで男の人と付き合ったことがない友達とかに彼氏の相談することはあんまりないかも。
H:私はその場の空気で全部しゃべってしまうから、あんまり気にしないです。
I:私は今この人と話しているということをひとつひとつ大切にしていこうと思ってます。
J:一度相談されたことのある人には、私からも相談しやすいな。
A:しゃべれる人というか、この人にはこの話、というのがみんなにあるということなんですかね〜。悪い意味では決してないんだけど、自然とわかってくるものなんですね。大学は人間関係がさらりとしていて、大学の友達のほうがたくさん話せる人が多いかな〜。中学、高校の頃より人間関係が気楽になった。でも皆さんは自分と仲がいい子が、ほかの子と自分の知らないところで遊びにいったりしたらやきもちやきますか?
D:確かに嫉妬は少しするけど・・。地元にいたころ私と仲がよかった友達はみんな広島に行ってしまって、そのときに遊んだ〜とか話を聞くと寂しいと思うけど、みんないろいろあるからしかたないよね〜。
E:少し寂しいな、とは思うけど前ほどではないかも。
F:すごい寂しい・・。入学したてのころはみんな友達作ろうって必死だし・・。でも今はあんまり思わないかも。
G:いまでも寂しいです〜。
H:私もしょうがないかな、とは思うけどやっぱり寂しいです。
I:寂しいですね〜。でも自分も同じようなことをするときがあるからしかたないかなー。
B:〜ちゃんを独り占めしたい!!とは思わないですねー。
C:これって女子だけかなあ?
(みんなの視線が一斉にただ一人の男の先輩へと向けられる)
みんな:女の子は難しいね〜。
A:喧嘩とかも女子はどろどろですよね。男子みたいにさっぱりしていなくて。やっぱりグループのせいかなあ?特に中学とか高校のころは。
みんな(女子):(中学、高校のときのグループの話に花を咲かせている。男の先輩と鈴木先生は目を丸くして女子の知られざる未知の世界に聞き入っている。)
先生:こうだから親友という定義はないと思うんだ。仏教用語で言うと、サンスカーラだね。
A:やっぱりこの問題は難しいです。でも私たちは若いから、これからどんどん世界は広がっていくと思います。
《編集後記》
書記は思ったよりも大変でしたが、みんなの友達に対する考え方を知ることができてよかったと思います。いい友達をたくさん作ろう、と思いました。大学に来て本当によかったです。
「何が親友なのか」というのはまさに「正解のない問題」で,このゼミのテーマとしてもよいものでした.「そんなこと気にしなくてもいいよ」というようなことでも,たまに足を止めて見つめてみる時間をつくることは,決して無駄ではないはずです.
(鈴木隆泰)