5月22日
自己満足
A:今回は「自己満足」ということについて語りたいと思いますが、これには幸福感や満足感も含まれてくると思います。
私は「自己満足」を+のイメージに思いますが、最近はよく自己満とかいう表現で−のイメージで言われていますよね。でも私は、自分は自分だからいいじゃないって思うんです。
例えば、授業で課題が出たとして、一生懸命やった私と、ズルをした友達がいたとして、でも先生はそのことを知らないからどっちにも同じような点をつけたとします。私ははじめそのことを嫌だなって思ったけど考えを変えて、いいじゃない、一生懸命やったことは自分のためだし友達にはできなかった理由があるのかもしれないって思うと満足できるし理不尽に思うのは成績とかに左右されているからだと思うのです。
自己満足をくだらないって思う人もいるかもしれないけど、この場合それは成績や学歴を気にしているからじゃないのかな?
みんなはどう思う?
ファッションにしても東京とかにはすごいファッションの人とかいるけどいいじゃないって思うし。
大学に入ってよく思ったのは、とっても自由だって事。出席にしても他人に頼めばいいし。でも、しっかり勉強した人とどっちが得かなぁ?
自己満足をみててそれは達成感でもあるし、だから幸福になるんだと思う。でも人によって違うよね。
人生における無上の幸福は自分が愛されているという確信である。 ユーゴ
王様であろうと百姓であろうと、自分の家庭で平和を見出すものが一番幸福な人間である。 ゲーテ
みんな違うしみんなそれぞれに幸福なんだよね。私は満足=幸福だとおもう。
あと、気になったのが
個人の自由もつぎの点では制限されねばならない。つまりかれは外の人間に対して厄介なものになってはいけない。 J・S・ミル
個人の自由を主張しているけど、他人に危害を加えてはいけないと思う。人間はみんな影響しあっているし。みんなで調整して幸福を求めるべきだと思う。
みんなは自由をどう思う?
B:他人との係わり合いを考えすぎて自由を奪われすぎていることも多いと思うよ。
A:そうそう。
まず自分をこの世に必要な人間とせよ。そしたらパンは自然に得られる。 エマーソン
他人のことを思って行動するばかりでは難しいと思う。
・・・
皆さん何か気になる格言とかありましたか?
C:宮沢賢治の言葉が好きですね。
世界全体が幸福にならない限りは、個人の幸福はありえない。
D:私は
私たちが愛するものの幸福を願うのは当然である。だが、自分たちの幸福を棄ててまでこれを願うべきではない。 バートランド・ラッセル
というのが気になります。
J・S・ミルのようにある程度の制限がなければ平和にはならないと思う。
A:リンカーンの言葉も印象的だったんだよね。
他人の自由を否定するものは、自ら自由を受けるに値しない。
C:リンカーンの場合黒人の奴隷問題があるよね。アメリカは自由を主張しているのに黒人をこんな風にしているのだって出た言葉だよね。
とても意味のある発言だと思うよ。
A:自由は個人で守られるべきだし、他人に阻害されるべきじゃないよね。
その意識を持って幸福って何だと思う?
みんなは何に幸福を感じる?
B:あなたは何に幸福を感じますか?
A:私は
幸福人とは過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、不幸人とはそれの反対を記憶している人々である。 荻原朔太郎
っていのうに共感できる。
それは自己満足だしくだらないって思うかもしれないけど、自分に満足できる人って幸せ。
それでもみんなは成績とかが大切って思う?
C:成績を満足って思う人もいると思うよ。
A:私は自分で自己満足を決めたい。でも他人に満足を決められる人もいるんだよね。
みんなはどう?出席だけで満足?それともいっぱい活動することが満足?
E:活動を満足とする人もいるけどそうじゃない人も・・・
A:そうだよね、皆勤を満足とする人もいるよね。
F:満足とは違うのかもしれないけど、友達に迷惑とかかけるかもしれないけど、寝れて満足ってこともあるんじゃない?
A:いろいろ形があるよね。
D:よく思うのは、よく苦労した分満足があるっていうし、いやなこともいいこともたくさんあったほうが満足なんじゃない?
大学生活ものほほんとすごすこともできるし、アルバイトとかたくさん活動することができるし。
私は同じ時間ならたくさん活動したいしね。
いろいろあっていいんだとおもう。
C:何が満足かって難しいよね。
例えば、懲役刑と禁固刑の違いって知ってる?懲役刑は仕事をしなくちゃいけなくて、禁固刑は仕事をしなくてもいいんだよね。でも禁固刑の人もみんな仕事するんだって。何にもしないってのはきついよね。長期の休暇でのんびりすごそうって思っても何にもしないっていうのには耐えられないよね。
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A:他に何か気に入った格言とかないですか?
D:私の幸福って食べること!何日もかけて得る満足もいいけど毎日の些細なことも満足!
E:私はこの前初めて給料をもらったとき幸せだった。母の日のプレゼントを買ってあげたよ。
F:自己の格言の中の
自分自身に正直なことはなんと困難なことだろう。他人に正直である方がはるかにやさしい。 エドワード・F・ベンソン
というのにすごくうなずける。
高校のときはやってはいけないことが多くてとても頑固だった。友達にも大学に入って自由になったねって言われるようになったし。でも同時に他人に合わせることも多くなった。その方が楽で自分にとっても都合がいいときもあるから。
自分に正直に生きられたら幸福だなって思う。
私の中で幸福=笑顔。みんなが笑ってくれたなら幸福。
B:私はいま
幸福とは幸福を探すことである。 ジュール・ルナール
というのが目に入ってきたんだけど、もしかして幸福って一生わからないものなのかなとかも考えてしまうのよね。
D:あとになってわかることっていうのもたくさんあるしね。自分じゃなかなかきづかないものかも。
A:見方によって変わるよね。
D:あんたはいいほうじゃん!!ってこともあるし。
A:何を幸福かって見方だよ。Bさんみたいに何が幸福っていえないのもひとつの形だと思う。
G:あなたは幸福でしたか?
A:苦痛もあったけどそれがあったから今の自分があるんだって思えば幸福。
怪我したとかいやだけどね。
D:でも面倒を見てくれたりして自分を大切にしてくれているって認識出来たりしたらそれもまた幸せじゃない?
A:そうだね!
D:大学に入ってよかったって思うのはみんな結構はっきり言ってくれること。
G:辛い経験をしてもそのときと比較できるし無駄じゃないと思う。
私は嫌だなって感じるときもあるけど、みんなより感じていない。それってみんなのことを考えてないからなの?
D:一つ一つに細かくなりすぎるのよりはいいと思う。私もあんまり気にしないし。人の意見を気にするのは大切だと思う。でも敏感になりすぎるのもだめだと思う。
A:ひとつ質問。
友達が自分と一緒の人を好きになったらどうする?
H:私は言わない。男の子より友達のほうが大切だし。私は家族や友達のほうが大切。
D:昔、おんなじような経験あるんだ。初めはびっくりしたけど、今は言ってくれてよかったって思えるよ。ちゃんといえる仲だったらどっちがうまくいっても大丈夫だと思う。フェアにやることが大切。
A:何を重要視するかだよね。
F:私もそう思う。昔、友達に友情と愛情どっちとるってきいたら、愛よ、って返された。でも今でも仲いいし、正直に言ってくれたことがうれしかった。向こうに遠慮されてもうれしくないしね。
F:私が友達だったら身を引くっていうのはやめてほしいしね。
A:ぶつかり合ったら満足だよ。
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(うんうん。)
・
D:日本ってみんな一緒じゃなきゃいやな国じゃない?でも外国って目立って何ぼって感じで、そういう自己満足も有りだなって思う。
A:いいよね。主張って。
D:でも自己主張しすぎるのはどうかって思う。
C:服のやりすぎも自己主張と一緒じゃない?アメリカって激しくて日本から見るとあこがれるかもしれないけどそれを求めてアメリカに行くと痛い目見るよ。
保険制度を見ても日本って病院にいけるのが当たり前だけど世界はそんなもの当たり前じゃないし。
日本人は結局自分たちでそういった社会を望んで作ってきたんだよね。
私はあんまり好きじゃないな。アメリカ的社会って。そんなに硬くならなくていいのにって思う。
A:自由と義務って隣り合わせになっているよね。
日本人ってちょっとみんなから外れていたらいじめとかもするよね。
そういうのを恐れないで生きている人ってかっこいいよね。
D:かっこいいって思いながらもなかなかできないんだよね。
H:私は、
少しの悲しみもない純粋な幸福なんて、めったにあるものではない。 ハイネ
というのに共感しました。
いつも幸福は楽しいものじゃないし、その裏には自分の葛藤がある。自分は楽しくても他人はどうなんだろうって。
C:ハイネの悲しみってそういう意味かもね。
自己満足がなにをさしているかみんな持ってるよね。そのだいたいが否定的だよね。でも自分に向かって言えば意味が変わってくる。自己が満足することは良いことだって。
私の意見は、人間はみんな自分の満足を追求しているってこと。宮沢賢治も他人の満足が自己満足になるんだよね。彼の幸せは他人が幸せであることなんだよね。だから彼は他人を助けるんだ。
自然を守ろうってことも人間自身のためなんだよね。結局は全部自分のためなんだ。
自己満足を否定的にとらえすぎることはないよ。
A:みんな自分が納得いくように生きてください。
他人を蹴落とすようなことをしたらいけないけどね。
C:これって自己探求って言うテーマだよね。
インドではアートマン(自我)にたどりつくんだ。でも、仏教ではアートマンにとらわれず、そこから解放されることが幸せなんだって言っている。向かうところは同じなのにまったく違うことを言っている。つまり何をしていても求めているのは自己の幸福なんだよ。
《編集後記》
本当に幸せってなんなのだろう。同じ人間で同じ瞬間でも幸と不幸は同時に存在すると思う。只思うのは、「今、私って幸福なのかしら?不幸なのかしら?」って定規で測るのはくだらないなって思う。私は常に未来の幸福を考えていたい。だから一生幸福って感じる瞬間なんてないって考えているのかも。
こんな生き方も悪くないですよ(^▽^)v
それにしても書記って大変!もっと意見を発言したかったです。
今回も,どれが私の発言なのかよーく分かってしまいますね (^^;;
人は皆,幸せになるために生まれてきているのだと信じています.一切の生きとし生けるものは幸せであれ!!
(鈴木隆泰)