2002/10/11 No. 1

10/11 授業の感想1号と回答

感想1号（総数 75）の結果をお知らせします．「自分の意見が載っている，載っていない」「教員のコメントの内容」などは成績評価や感想の質には全く関係ありません．ただし「感想の内容」は評価対象となっています．

複数の同一または類似の感想は，原則的に最初に目についたもののみを採用しました．

原文の一部を修正したものがあります．

男子・女子の区別は氏名に基づく判断です．もし間違っていたら遠慮なく申し出て下さい．

本日は第一回目ということで，世界三大宗教の説明から入り，その後紀元前5c頃のインド宗教界と現在の状況をオーヴァーラップさせてみました．

アジア文化論Ⅰの復習にもなり、記憶がよみがえってきました。仏教が一番身近な宗教でありながら、今まであまり知らなかったので、この機会に仏教について多くのことを学びたいと思います。新しい境地が開けるかもしれないですし。（3年女子）
（是非開いて下さい :-) ）

今期も先生の仏教ワールドの授業を履修させていただくことにしました。先生の禁句ワードは仏教関係の本を読んでいると、禁句ワードで表記されていることがあります。レポートを書くときに気をつけなきゃ！と思った第一回目の講義でした。今回の講義のキーワードのサンスカーラについての話を楽しみにしています。（3年女子）
（「釈迦」はどこまで行っても部族名ですから注意しましょう．サンスカーラ，期待していて下さい．）

先生は、キリスト教、仏教、ユダヤ教には教をつけるのに、イスラームには教をつけないのですか？･･･もしかして、去年説明したのでしょうか?（2年女子）
（イスラームの教徒（ムスリム）が「イスラームは，イスラーム教やイスラム教などではなく，イスラームという生き方そのものなのだ!!」と主張しているので，それを尊重しているのです．皆さんは「イスラーム教」と呼んでもらって構いません．）

授業の参加人数がもう少し少なければ　こんな面倒くさいことはしなくてもよかったのにと思う。（机で出席がとれるため）私は　仏教も　一神教だと思っていた。。けれど、よく考えてみたら、いろいろな形の釈尊？がいる。観音様とか弥勒菩薩とかあれらは皆、釈尊の変化形だと聞いたことがありますが、本当ですか？　この授業では、仏像の見方なども勉強できればいいな。京都に言ったときなどのやくだてたいです。（2年女子）
（「面倒くさい」って言わない!! 楽しい感想文を読ませて下さいよ．私も大変だけど一生懸命やっていますから．それに，この感想文を書いたり，他人の感想を読んだり，私の回答を見たりするくことは勉強にもなりますよ．）

今朝の四時ぐらいまで飲んでいて、酒やけに苦しんでいます。でも授業はしっかりと聞きました。ちゃんと受講登録も済ませました。「期限を守っていつもニコニコ」です。今日の授業はゼミで習ったことがほとんどでしたのでバッチリ理解できましたぜ！多分…。ところで、この出席の方法ちょっとツライのですが…。清原先生もメールで出席を取るんですけど、携帯からもアクセスできるし、期限も試験が始まるまでなんで、それほど苦にはならないんですよ。授業が詰まっている人もいるだろうし、パソコンやウェブを持っていないひともけっこういると思うんで、なんとかしていただけないでしょうか。よろしくお願いします。（3年男子）
（その分 10分早く切り上げているのですけど，それではまだ不十分ですか? それに携帯でもいいとなると，講義中にカチャカチャやる人がいそうでしょ？　パソコン，Web は大学に用意されています．昼休みの数分くらいで終わります．また，余り時間が経ってしまうと授業の感想が新鮮でなくなると思います．この感想文は「成績評価の際に皆さんに有利に働く」ようにもなっています．ご協力下さい．）

仏教は一番身近な宗教だと思うのに、なにも知らない人に説明しろといわれてもできないことに気がつきました。去年のアジア文化論で習ったことはほとんど忘れてしまいましたが、がんばろうと思います。
ところで先週はどうして休講だったんですか？体調でも悪かったんですか？せっかく早起きしたのにがっかりしました。（2年女子）
（アジア文化論のノートを読み返してみましょう．先週は体調不良により休講にさせていただきました．失礼しました．でも届け出は水曜日にしたので，講義前日の木曜日の段階で掲示してありませんでしたか?）

「仏教」から連想されることは私も釈尊といったことでした。しかしそれ以外はほとんど思い浮かばなかったので、こんなにも身近な宗教を知らないんだなぁと、恥ずかしかったです。
形而上学的な問題だから、宗教対立の結論は出ないようですが、それを緩和させるためのシッダールタの諸行無常は宗教対立に大きな変化をもたらしたのですね。サンスカーラがいまいち分からなかったので、次回からの講義で詳しく学びたいです。お願いします。（2年女子）
（サンスカーラは次回からが本番です．安心していて下さい．）

今日の授業で最初に仏教とは何かと聞かれたときに、すぐに何一つ出てこない自分に驚きました。普段何気なく行っているお彼岸や盆が仏教であり、結構仏教というものが身近にあるのだと感じました。と同時にいかに意識していないものかた思いました。講義の中で３つの宗教が聖地であるエルサレムを巡って争いを起こしているとありましたが、その３つの宗教が集まるほどの魅力か、わざわざ３つとも聖典中にエルサレムと書かれた理由には何かあるのですか？宗教同士の争いはやはりパレスチナのように血を流す争いしかできないのだろうか。今の時点では私なりにはついていっているので、授業が知ることばかりで面白くて次回のサンスカーラの説明が楽しみです。絶対全部頑張ります。（2年女子）
（キリスト教とイスラームはユダヤ教を母胎とする兄弟宗教で，これら三宗教には似通った点が多いのです．最後まで頑張ってお付き合い下さい．）

始め、高校の時世界史でやった内容の繰り返しだったらつまらないなーと思っていたけど、高校の時より内容が濃くなっていたので、すごく興味深かったです。たとえば、キリスト教やイスラームは、不毛の地で生まれたから、強烈な命令の一神教になったということは、全然知らなかったので、すごく驚いたし、納得しました。このことは、集中講義の宗教文化研究（キリスト教）でも習いませんでした。それと、「社会が安定して、人々が健全な思想を持つようになると、Vedaへの疑念が、生まれた」ということでしたが、これを考えると、宗教というのは、健全でない変な考え方なのですか？私は宗教の教えというものをほとんど理解できないので、自分の読解力が足りないと思っていましたが、これを考えると、私は健全な考えを持っていると考えることができるので、安心しました。（2年女子）
（うーん，ちょっと違います．「宗教が健全でない考え方」なのではなく，「ある宗教の教義を疑ってみようとする批判精神が生まれないこと」が不健全なのです．ですので，「宗教を理解できないから健全だ」ということにはなりません．）

釈迦というのが、人の名前ではなくて実は部族の名前だったということは知らなかったので、とても勉強になりました。砂漠の地域には一神教が生まれやすいということは，この前集中講義であったキリスト教文化のときに習いました。キリスト教文化とあわせて考えることでまた違った角度から宗教について考えることができるのではと思い、楽しみにしています。（2年男子）
（「比較宗教文化研究」を実践してみて下さい．）

今日の授業で１番印象に残ったことがあった。それは、業の報いはあるのかないのか、輪廻はあるのかないのか、それは理性や経験では判断できない、絶対にわからない、と言いきって曖昧な答えを言われず納得できたこと。そしてエルサレムの地を自分たちのものだと宗教争いをしている、解決のできないことに、人間は自らの命を投げ出せれる。そんな生き物で、現実に今もなお多くの人間が死んでいっている。その言葉が頭に残った。人が苦しんでいる時に、救いを求め頼りとしている宗教が、なぜ争いの原因になっているのか不思議であり、つらかった。宗教は奥が深いと感じた。わからないことがものすごくあると痛烈に感じてしまった・・・。（2年女子）
（一緒に考えていきましょう．）

宗教によって（よらなくてもですが）、価値観や倫理観が違う。議論に議論を重ねてもどうしようもないことが原因で引き起こされる争いなんて、一度人類史をリセットしたい衝動に駆られちゃいます。（3年女子）
（人生を，そして人類史をリセットしたい，という衝動には誰もが駆られますね．でもそれができない現実で，いかに前に進むか？　課題は尽きません．）

講義の感想の前に一言。ブラックボード見にくいです、ホワイトで書くので光が反射して見えないのですよ・・講義の感想は、自分がいかに仏教について知らないかを思い知らされました。自分が仏教について知っている事は日本が仏教を受容する際、入れる、入れないで蘇我氏と物部氏が争った事とか鎌倉時代に流派？が増えたという事ですかね。全くといっていいほど知りません。これは昔は仏教が身近なものだったけど今はそうではなくなってしまったからだと思います。講義中に出たように今年中行事としてあるけど、それ以上で仏教に触れる機会はあまりないのでこんなにも自分は仏教について知らないのかなと思ってみたりしました。（2年女子）
（ブラインドを閉めたりすることでなんとかなりそうでしょうか? 来週もう一度試してみて，どうしても駄目ならば別の方法を考えてみましょう．）

キリスト教、イスラームと仏教の共通点についてですが、以前、キリスト教は布教によって多くの人に伝わったから世界宗教になったとある授業で聞いたことがありますが、仏教やイスラームは布教の方法はとっていなかったでしょうか?今日の授業でその点については出なかったのでどうなのかなぁ?と疑問に思っています。また、この授業は「仏教文化」なので、私たちの身近なところにある仏教の文化についても取り上げていただけたらな、と思います。
昨日寒いのを我慢して寝たせいで風邪をひいたらしくかなりつらいです…。今日中に治して連休はいっぱい遊びます!!（2年女子）
（イスラームも強烈に布教します．それに比べると仏教はジワーッという感じですね．たしかに，布教の仕方による違いも相違点の一つでした．連休，いっぱい遊んで下さい．）

業と輪廻は形而上学的問題だから結論はでないことが分かりました。しかし考えてみれば世の中形而上学的なことばかりであふれているように思います。人の死や病気に耐えられない人がオウムなどの宗教にはまるのかもしれないですね。卒論にむけてこの授業も気合をいれてきこうと思ってます。（3年女子）
（「人の死や病気に耐えられない人がオウムなどの宗教にはまるのかもしれない」，うーん，半分くらい正解で，半分くらいは不正解かなぁ．この問題もいずれ扱います．）

スリル満点のこの授業で、自分の知識を蓄えていきたいです。（2年女子）
（スリルあります??）

今日は初めての授業で仏教について大して知識のない私はついていけるか心配だったけど、思った以上に奥の深いお話で宗教の発生の仕方とか面白いなと感じました。キリスト教とイスラームが砂漠型なのにたいして仏教が森林型、強烈な一神教に対して特定の神観念を持たないなど、ユダヤ教を発生源とするキリスト教、イスラームと仏教の相違点を見ていくのはとても興味深いと思いました。ハイテクな機材のある教室で先生から指名されることがあるのでハラハラしながら授業を受けました。現在地球上で起こっている宗教対立について詳しく知りたいです(^^)V（2年女子）
（どうぞ落ち着いて下さい．）

インドにカースト制度が存在できたのは宗教的思想の表れのような気がしました。もしかしたら、業・輪廻・解脱の考えを人々に植え付けることで階級制度を納得させ国を統治しよう、と階級の高い人が仏教をつくったのかな…と疑問に思いました。（2年女子）
（おいおい，「業・輪廻・解脱を巡る形而上学論争」を一歩退いたところから見ていくのが仏教です．）

世界三大宗教は、「宗教」という言葉ひとつでまとめられているけれど、それぞれを見比べてみると似たような性格を持っていたり、逆に「砂漠型」と「森林型」のように全く反対の性格を持っていたりと、改めて宗教の奥深さに気づかされました。また、社会の動きに対して宗教がとても敏感に反応し、それに関わる人々が様々な影響を受けるという点でも、「宗教」という言葉が孤立したものではなく、社会の流れの中に位置するものという親近感を感じました。（2年女子）
（そうそう．宗教は一つの文化現象だと思います．）

宗教対立は形而上学的な問題で、理性や経験では判断できないと説明されたのを聞いて、夏期休暇に友達と哲学や、死後の世界について話したことを思い出しました。
私は「死後の世界はある！」と思いたいのですが、４人中１人だけが「死後の世界なんて無い！」という意見でした。死後の世界がないというのは、なんだか淋しいのでその友達の意見にはあまり賛成出来なかったのですが、結局最後までその意見は変りませんでした。
この問題はいま生きている私たちには決して分からない、答えの出ない問題だなぁ、とそのとき思いました。なので、宗教対立が形而上学的な問題であるというのは、理解しやすかったです。（2年女子）
（お友だちとそのような議論をしたことがあるのですか．よい経験をしましたね．）

形而上学的な問題で争っている人々を一歩退いて観察した釈尊の姿勢は、私には無いものでした。私だったら、形而上学的問題をいつまでも熱くなって議論していそうな気がします。だから、サンスカーラに行き着くまでの釈尊の考え方を早く知りたいと思います。
しかし、私は一応仏教徒なのにどうしてそういうことを知らないのだろうと思いました。（私が単に無知なだけということも考えられるのですが・・・。）やはり、仏教の割と自由な性格が関係しているのでしょうか?キリスト教徒やイスラム教徒なんかは、私が見受ける限りでは、自分たちの宗教の起源をよく知っていると思います。なぜか仏教徒である私も自分の宗教よりその二つの宗教の起源を割と知っています。それは、仏教が特定の神観念を持たないとか聖典が多数ということにも関わってくるのでしょうか?
仏教は年中行事にも関わっていると授業の中でおっしゃいましたが、日本では仏教が慣習のようになっている所も確かにあると思います。そこで、色々日本や私の事を引き合いに出すのは、今日ふと考えたのですが、現在の日本人の仏教観(もちろん日本人にも他宗教の方々はたくさんいますが慣習になりつつある仏教観というか)ってどんなものなのだろう?という疑問が漠然と浮かんだからです。帰ってシラバスを見てみると、講義の後半に日本の仏教についても触れられるようなので楽しみにしています。（2年女子）
（日本の仏教家の怠慢が大きな原因の一つだと思います．）

世界三大宗教（キリスト教、イスラーム教、仏教）の特徴、よく分かりました。自分自身がキリスト教教徒ですが、先生がキリスト教は強烈な神教、命令型、そして砂漠型で、仏教は森林型だと説明されて明らかに区別できました。宗教対立（思想対立）にあって仏教については輪廻、業の報い、解脱等、形而上学的問題に結論は出なく、理性や経験では判断出来ないと説明された所に難しそうだったですが、次回を楽しみにしています。（3年女子）
（異宗教である仏教についても理解を深めてみて下さい．）

今日の講義は去年のアジア文化論でもやった内容が主で、話を聞きながら「うん、ここは去年聞いた！」と、自分が覚えていたことがすごく嬉しかったです。
基本的に宗教は嫌いなので(どんなすばらしい教えも、それを信じている人の一部によって汚され、信じるに足らないものになっているのと、私の信じる神は私だけの神であって、宗教活動をしている人が説く神を押し付けられるのは迷惑だから。神の存在は否定しないけど。おなじキリスト教徒でも、Aさんの信じている神とBさんの信じている神は違うものであるべきで、まったく同じ神を信じているかのような幻想は、救いにも何にもならない。それに、人間を救えるのは人間だけだと私は思う)、私にとっては精神的にややきつい授業かなと思うのですが、頑張ります。（2年女子）
（是非この講義を聴き続けてみて下さい．通じ合う点が見えてくるはずです．）

黒板の下の方には見にくいのでなるべく書かないようにお願い致します。（3年女子）
（気をつけます．）

釈尊が悟りを開いたのが形而上的な問題から一歩退いてのことであるなら、仏教は形而下的なものということになるのだろうか。今日の話だけを聞くとはっきりした神が不在で、定まらない経典しかない仏教は宗教と言うよりは人生哲学とでも言うべきものではないかと思った。こう言っていいのか分からないが勝義の宗教には含まれないのではないかと思う。宗教と断言できるのは厳格な教義を持つユダヤ教、キリスト教、イスラム教などだけである。（2年男子）
（それは暴論です．「宗教とは何か」という定義をせずに，宗教か否かを論じることは不可能だからです．この講義を通じて勉強していって下さい．）

私は無宗教家ですが、宗教そのものには大変感心があります。宗教って狂気的で、人間の汚い部分、エゴ、偽善に満ちている気がしますが、不安定な当時の世の中には必要だったのでしょうね。この授業を通していろいろ学べればなと思っています。（2年女子）
（あまり「無宗教家」とは言わないかも．「無宗教」だけでいいと思います．この講義は宗教教育をするものではなく，学問の立場から仏教，宗教を見ていこうとするものですから，期待していて下さい．）

久しぶりに鈴木先生の講義を受けましたが、相変わらず楽しい講義でよかったです。砂漠型宗教、森林型宗教というのはこれまでなんども聞いたことがありましたが、環境が人に与える影響というものがこれほどに大きいものだということを改めて感じました。しかし、砂漠でもないヨーロッパ、アメリカでキリスト教がこれほどまでに浸透していったのはなぜなのでしょうか？（2年男子）
（やっぱり布教の努力の成果でしょう．）

「お釈迦様」という言葉は「釈迦」自体が部族の名前だから使われるのはおかしいということも今日知りました。起源を知ることは面白いと思いました。（3年女子）
（いいえ．「お釈迦さま」という言い方はおかしくありません．仏教の開祖を，その部族名で「釈迦」と呼ぶことがおかしいと申し上げたのです．「お釈迦さま」というのは仏教徒から見ての言い方であり，多少なりとも信仰心が入った呼び名であろうということで，講義中にはことさらには使用しないと言ったのです．）

お釈迦さまが出家したのは、貧しさに苦しんでいる人々がいることを知り自分の境遇に疑問を持って、この世の苦しみというものに気がついたからだと思っていたのに、実は部族滅亡の危機に精神的に追い詰められて逃げたのだということを知ったのが今日一番の驚きでショックだった。現在も続く形而上学的問題である聖地問題をどう解決していけばよいのかを知りたい。（2年女子）
（あなたが以前聞いた理由が，所謂釈尊出家の一般的理由です．もちろん，それが間違いではないのでしょうが，それだけで彼の出家を説明しきることは難しく，あれこれと研究者たちが調べた結果，授業でお話ししたような理由が浮かび上がってきたのです．）

仏教には前から興味がありましたが、なかなか自分で調べたりすることはできなかったので、今回授業で学べることになったので楽しみです。今日は仏教の始まりや考えを聞いて知らないことがたくさんあり興味深く聞かせていただきました。
これはこの授業とは関係ないのですが、基礎演習で以前見た「踊るマハラジャ」の続きがずっと気になっているのでもしよければ貸していただきたいのですが。（2年女子）
（「インドを学ぶ」と題して，いずれ上映会をと考えていたのですが，ずっと気になっているのであればそれまで待てませんよね．分かりました．お貸しいたしましょう．）

仏教についてほとんど知らなかったことを認識できました。おそらく生活の中の当たり前の行動・事象にも知らず仏教が由来になっていることがたくさんあるのだろうと考えさせられました。認識してないだけで、知らずに宗教に頼っている自分がいるのだと思います。（2年男子）
（今まで気づかなかった自分が見つかるといいですね．）

今回、久しぶりに仏教文化に触れる機会ができたわけですが、私は何にも理解ができてなかったことを痛感してしまいました。うわべだけの認識であって決して理解ではなかったことが、少し悔しくも感じました…これからなのに、ここでくじけていられません。今日は黙々と、少しでも認識を深め、理解に近づけようという目的で講義を受けさせていただきました。これからも、黙々と受けさせていただくつもりです。そして自分の中の宗教観についてまた見直して（ひっそりと）みようと思っています。（2年女子）
（一緒に勉強していきましょう．）

宗教はその宗教が生まれた環境に大きな影響を受けている、ということが興味深かった。仏教は森林型、キリスト・イスラム教は砂漠型という背景はこの三つの宗教を理解する上で欠かすことのできないものである。今日宗教は生活に密着し世界のあらゆるところに現れている（政治、文化…）。世界の状況を理解するためにも宗教についての認識を深めるべきだ、と思った。（2年女子）
（ううっ，模範的な解答をありがとう!! と，冗談はさておき，現在，世界で起きている様々なトラブルのうち，宗教が関係しているものが少なからずあります．もちろんそれらには政治・経済の問題が複雑に絡み合っており，純粋に宗教的な側面だけで説明がつけられるものではありません．でも，宗教を抜きにして語ることができないのもまた事実なのです．この講義を通じて「対立を越える方法はあるのか」を一緒に考えていきましょう．）

【総評】朝一コマ目は早くて大変かも知れませんが，眠い目をこすって駆けつけて下さい．決して損はさせませんので．（鈴木隆泰）

宗教文化研究（仏教文化）

アジア文化論研究室

suzuki AT ypu.jp