2002/6/28 No. 10

6/28 授業の感想10号と回答

感想10号（総数 90）の結果をお知らせします．「自分の意見が載っている，載っていない」「教員のコメントの内容」などは成績評価や感想の質には全く関係ありません．ただし「感想の内容」は評価対象となっています．

複数の同一または類似の感想は，原則的に最初に目についたもののみを採用しました．

原文の一部を修正したものがあります．

男子・女子の区別は氏名に基づく判断です．もし間違っていたら遠慮なく申し出て下さい．

今週から三回に渡って，リチャード・アッテンボロー監督作品『ガーンディー』（邦題はなぜか『ガンジー』 (-_-; ）を見ながら，彼の思想や行動を学んでいきます．

差別をうけても、暴力をうけても、殺されても、決して暴力を持って反撃をしない。なおかつ絶対に服従しない。これはなにもしないという行動面から見れば、簡単なようであるが、誰でもできることではない。これができなかったから、戦争が起こり、多くの人が死んだのである。ここに~~ガンディー~~ガーンディーの偉大さを見た。（1年女子）
（非暴力・不服従は「いばらの道」でしょう．それを歩んだガーンディーはやはり凄い．）

~~ガンディー~~ガーンディーがビデオではスーツを着ていたので、ターバン姿ではないことに驚いた。~~ガンディー~~ガーンディーは偉大な人だけど、それについていった奥さんも偉大だと思った。子供に「イギリス紳士みたいだ。」と嬉しそうに言っていたので、~~ガンディー~~ガーンディーはイギリス自体が嫌いではないように思えた。（1年女子）
（だから「ガーンディー」だってば．．．
　イギリスの植民地支配は巧みでした．）

ガーンディーの「不正な人間がいるように、不正な法律もあるという言葉や、打たれても打ち返さない、がそれに向かっていく勇気をもてと」いう言葉がとても印象に残りました。この言葉は今生きている私達にとっても、とても意味のある言葉だと思います。（1年女子）
（某国の国会の風景が思い浮かびますか?）

ガーンディーが弁護士だったというこは初めてしりました。彼はとても強い人だとおもいました。ひとつ映画の中で疑問に思ったことは、ガーンディーのことを、「２００年前イギリスと戦った人以来の英雄だ。」というせりふがありましたが、その人は誰なんですか？（1年女子）
（もう少し漢字を使おう．断定はできませんが，プラッシーの戦いのことを言っているのかも知れません．）

今日の映画はガーンディーを知るのにとても良かった。人々が望んでいることはみんな一緒なのに、行動に移すには相当の覚悟が必要で、頭では分かっていても実現するのは難しいことだとみんな認めていた。ガーンディーの妻が言った「あなたは善良な人だけど、私たちはあなたみたいにはなれないのよ。」という言葉が印象深かった。ガーンディーは強い人だった。『打ち返さない抵抗』は一見負けそうだけど絶対負けないはずだ。ガーンディーに感謝したい。彼のような人がいて、世の中捨てたもんじゃないと思えるから。（1年女子）
（完全にはとても無理ですけど，私もできるだけ彼を見習って生きたいといつも思っています．あなたもやってみよう!!）

映画鑑賞はやっぱりいいですね＊授業の中であんな大画面で観れるというのがまたいいです。ガーンディーは本当にすごいと思いました。まだ頭のほうしかみていないけれど、早速感銘を受けました！何かみていて胸が苦しくなってしまいます。訴えるものがありますよね。私はチャーリーが教会でクリスチャンにガーンディーのことを話しているときに、教会を出て行く人がいる中、一人のおばあさんが涙目でうなずいていたシーンにじ～んときました・・次回が休講なのが残念です。ところで最後に先生が言われていたガーンディーの役者さんが私の中の彼とイメージがそっくりだったのに驚きました！（1年女子）
（うおー，熱いぞ!!　若者よ，熱く生きろ!!!）

ガーンディーはインド独立に大きく影響した人だと、高校や中学で教わったので映画のなかでガーンディーが「われわれは英国帝国の市民である」と主張していたことに驚きました。今日見た映画の中では「たとえ私は小さな存在でも真実は真実だ」という言葉がとても印象的でした。英国の武器をもった警察よりも自らの身ひとつでたちむかっていくガーンディーこそ真の強さをもっている人だと思うし、また言葉で人々の心をひとつにしていくことができる偉大な人だと思った。早く、映画の続きが見たいです！！（1年女子）
（satya はことばと密接に関係した概念ですが，それ以上に「行動」と結びついています．ガーンディーの satya が全インドを動かしていく様を目の当たりにすることでしょう．）

こういう言い方をするのは何かあれなんですがガーンディーもやっぱり人間なんだと思いました。話を聞いていると初めから人間の領域を超えているように思えていたんですが、映画を見て彼も差別を受け、宗教の間に挟まれ悩んだり怒ったりして生きていたことを実感しました。レポートの題が難しそうだったけど頑張ってやらななーって思いました。（1年女子）
（そう，彼は人間です．その人間である彼がこれからどのように行動していくか，それがみものです．）

~~ガーンヂィー~~ガーンディーの非暴力・不服従には感心するばかりでした。しかも南アフリカで大英帝国の一員として抵抗運動をしていたのは全く知りませんでした。今度の映画が楽しみです。今日レポートについての話を聞きちゃんと書くことができるか不安になってきました。参考書を買って努力しようと思いました。（1年女子）
（だから，「ガーンディー」だってば．．．）

私はガーンディーのことを宗教家か、どこかの寺か何かのお坊さんだと思っていたので、イギリスに留学していて弁護士という、いわいるエリートだと知って、少し意外だった。でも、その知識と正義感があったからこそ、宗教のバラバラな大勢の国民を一致団結させる事ができたのだと思う。私は、映画の中でガーンディーの奥さんが言った、「私たちはあなたのように偉くはなれい。」という言葉が印象に残った。階級制度の厳しいインドではみんなが平等にどんな仕事でもやる。というのは、かなりの抵抗が自分の中にあっただろう。みんなの先頭に立ってそれをやったガーンディーもすごいが、それを受け入れた国民にもとても感心した。（1年女子）
（彼の satya の力が民衆を，そして全インドを動かしていくのです．）

今日はガーンディーのビデオということで楽しみにしていました。もっと難しい内容かなと思っていたけど意外に見やすくてわかりやすかったので良かったです。はじめにガーンディーが身分証明書を燃やすという抵抗をしたとき人々はちょっと引いていたのに、だんだんと非暴力で不服従な彼に従うようになっていくのを見て、satya の力ってすごい！と感じました。多分私もあの場にいたら、ガーンディーの後に続いたと思います。（1年女子）
（おお，satya の力を感じてくれ!!）

今日の授業はとても集中してました。やっぱり映像を見て学ぶのはは頭の中によく残るのでとてもいいと思います。今日のビデオの中で一番印象に残った場面は講堂での演説の際にガーンディーの演説の後にみんなが無言で立ち上がったところです。人は本当に感動した時には言葉も出ないんだな、と思いました。あとパス焼きのシーンはあんなに暴力を受けながらも実行したところに、すごく感動したのと同時に、satyaagraha を感じたのは私だけなのでしょうか？satya = truth が単純には当てはまらないのもわかる気がしました。なぜ最初の場面でガーンディーが殺されなければならなかったのかを知るためにも早く続きが見たいです！・・・と思ったら来週は休講なんですよね。残念です（涙）学会がんばってきてください。（1年女子）
（授業，毎回集中しましょう．私も satya を感じていますよ．ちなみに，学会発表は無事済みました．）

ガーンディーのことは歴史で習ったので知っていたけど、今日のビデオを見て、やっぱり彼も１人の人間なんだなあ、と思いました。ただ他の人間と違うところは、どんなことにも恐れず、正しいことは正しいと言える勇気、抵抗はしても、決して相手には暴力を振るわないこと、そして何より、たくさんの人のため、自分のために自分を犠牲にできること。差別をうけても負けず、暴力を振るわれても立ち上がる。そういう彼を、私はすごく格好いいと思ったし、尊敬できるとも思いました。次回はどんなガーンディーが見れるか、とても楽しみです。レポートも大変そうだけど頑張ります！！（1年女子）
（レポート，期待しています．）

私は映画がとても好きなんですがインド映画は良いですね。鈴木先生から何かオススメの映画はないでしょうか？ガーンディーの言葉で印象に残ったのは「便所掃除は法律より大切だ。」です。satyaagraha → truthを連想させ、どんな演説での偉大さを装った言葉よりも人を引き付け壮大だと感ぜられました。（1年女子）
（基本はやはりムトゥ～踊るマハラジャ～ですかね．ハッピーエンドが好きな鈴木でした．）

今日の~~ガンディ~~ガーンディーの映画は眠気がおそってこないほど集中して観れた。~~ガンディ~~ガーンディーの奥さんが階級を気にして便所掃除を拒否したときに、~~ガンディ~~ガーンディーが家から追い出そうとした。しかし、あとで「悪かった。」と奥さんに謝ったところが疑問に残った。~~ガンディ~~ガーンディーは正しいことを言ったのに謝るなんて・・・。そこに先生が言っていた、~~ガンディ~~ガーンディーは階級制を認めていたというところが現れていたのかなと思った。（1年女子）
（だから，「ガーンディー」だってば．．．
　「便所掃除はアンタッチャブルの仕事だから私にはできない」という発言は誤りですが，それに対してガーンディーが激昂し荒々しい態度に出たことも誤りなのです．だからガーンディーは誤ったわけです．「正しいことをするためには悪いことをしてもよい」という論理はガーンディーにはなかったのです．なぜなら，それが satyaagraha の道だからです．）

高校の時に世界史をとっていて~~ガ-ンディ-~~ガーンディーの事は結構読んでいたので、映画として見れるのが凄く嬉しいです。非暴力、不服従を守り通す姿が凄すぎます！！！死に直面していても決して手をださず、戦う。そういう戦いの仕方はかなり危険かもしれないけどこういうやり方こそが本当の戦いのような気がします。言ったことを守り通すことでそれが事実になる、satya の思想は本当に素晴らしいです。早く続きが見たいです。
~~あの-~~あのーレポ-トが少し不安なんですけど、毎回出席していて、授業聞いているから何とか書けますよね！！（1年女子）
（伸ばす記号は「ー」を使おう．レポート書けるか書けないかは自分でやってみてから考えよう．単位に関して言えば，「真面目な人の努力を無にするようなことはしない」とだけお伝えしておきます．）

ガーンディーが弁護士だったというのには驚きました。まぁ、無知ではあんな偉大なことは出来ないでしょうね。だけど私はちょっと異常である気もしました。ガーンディーの言ったことは間違いではありません。むしろ主張すべきことです。しかし、自分の妻にここに居るなと言ったあのシーン。何かを成し遂げようとすると、我をも忘れかけてしまう恐ろしさを見た気がしました。でもそれは、私が人種で差別をされたことがない人間だから感じたことなのでしょうか？
先生が最後におっしゃった、「ガーンディーは、非暴力・不服従ではあるが、決して無抵抗ではなかった。」ということが印象に残っています。パスを焼くあのシーンなんかは、それがよく分かりますね。早く続きが見たいので、学会から早く帰って来て下さい！気をつけていってらっしゃいませ☆（1年女子）
（上の方でも書きましたけど，やはりガーンディーのあの態度は間違っているのです．でも，すぐにそれに気づいて謝罪したことは立派だと思います．）

弁護士ってカーストの中ではどの辺の地位なんでしょう？（1年男子）
（ジャーティに弁護士はありません．「世襲制に基づく排他的職業集団」ですから．）

今日の映画はとてもおもしろかったです。南ア時代もおもしろかったけど、インドに戻ってからの話も、世界史を選択していたので知っている名前がでてきて、これからガーンディーとどう関わっていくのか非常に楽しみです。ところで映画のなかでガーンディーがパスを焼くシーンがありましたよね？あのシーンは昔「知ってるつもり」の中でみた憶えがあるんですが、あのシーンはローラット法に反対するシーンだと思っていました。ただの勘違いなんでしょうか？それとも同じようなシーンなんでしょうか？（1年男子）
（「知ってるつもり」を見ていないのでよく分かりませんが，パス焼き事件はローラット法施行以前です．）

映画『ガーンディー』早く続きが見たいものだ!!!
古い写真でしかガ－ンディーを見たことがなかったのですが（学校の歴史の資料集など）、厚い眼鏡の奥にはやはり強い意志の表れである鋭い眼があったのでしょうか。
先生が以前の授業で~~言っていた~~仰っていた、ガーンディーの satya、本当にありましたね！（いえ、決して疑っていたわけではありませんよ）最初のうちは気付かなかったのですが、優しげな微笑を何度か見るうちに、はっと気付きました。
かなりショッキングな映像から始まりましたが、視覚に訴えるのは、一番の情報の伝達手段だなと思います。わかり易いです。しかしわからないのは、こういった映画を作るのにもかかわらず、変な方向に行ってしまうアメリカという国です。授業には、まったく関係ありませんが。（1年女子）
（敬語を正しく使えないと将来困りますよ．私自身で直すのには少し抵抗がありましたがあえてやってみました．
　動物を命がけでレスキューしたり，捕鯨に反対する一方，国内のみならず世界中に武器を売り歩くなど，「個人の総体＝国家」ではないことがよく分かります．）

今日の映画の続きがとても気になります。~~ガーンディ~~ガーンディーがあんなに若い頃から非暴力、非服従を行っていたということをはじめて知りました。あんなに演説が下手だったのに上手になったのはなにかきっかけがあったのでしょうか？彼の強い意志の表れなぁと思っているのですが。（1年女子）
（時間がある程度経過し，彼が経験を積んだことも一因でしょう．）

始めのシーンの電車のやりとりの時まさかあの男の人がガーンディーだとは思いませんでした。もっと色の黒い人かと思っていたのでガーンディーと分かった時はビックリしました。映画を見てイギリスの支配がどれだけ厳しいものだったかすごく伝わってきました。来週続きを見れると思って楽しみにしていましたが休みなので少し残念ですが再来週楽しみにしています！ひとつ不思議に思ったんですが、役者の人たちはきちんとムスリムと言っているのになぜ字幕はわざわざ回教徒と書いているんですか？回教徒よりムスリムと書いたほうが分かりやすいんではないでしょうか？（1年男子）
（あの字幕はダメダメです．できるだけ原音で聞きましょう．）

どうしてガーンディーははじめは「われらは大英帝国の一員」といっていたのですか？
非暴力不服従ってなかなかできることではありませんよね。暴力を振るわない人々を傷つけるとやはりイギリスの兵隊も心が痛んでいたのでしょうか。どちらにしろこれほど賢く人間的な抵抗はなかなかないものだと思いました。彼のしたことは、人間がただ単に力と力で勝負するような畜生野郎ばかりではないことを象徴するような行動だと思いました。（1年男子）
（彼は当初は「大英帝国の一員として，英国人と同様の権利を与えろ」と主張していましたね．それほどにイギリスの植民地政策は狡猾だったのです．）

映画を見て、改めてガーンディーは偉大な方だということがよく分かりました。非暴力・不服従という精神だけで、あそこまで英雄に祀り上げられたのは、やはりインド分離独立の先駆けだったということと、satya の力が彼にはあったとみんなが認めたという二つの理由だけからですか？他にも何か理由があったのですか？あと、今のインドには未だ非暴力・不服従を思わせる精神というのは残っているのでしょうか？早く続きが見たいです。（1年女子）
（なかなかよい着眼点です．引き続き映画を観て考えていきましょう．）

ガーンディーのことを多くの人が素晴らしい素晴らしいと言いますが、素晴らしかったのは彼だけではないと思います。彼の運動を支える人々、そして強く理解のある妻がいたからこそ、その功績が成し遂げられたのだと思うのです。確かにあれだけ多くの人々を動かした張本人はガーンディーであり、彼の才能なのでしょう。つまり私が言いたいのは、表に出ないところで沢山の人の努力があり、それによって大きな流れが作られるんだなぁということに改めて気づいた、ということです。表面に出てくるところばかりしか見られないようではまだまだ修行不足ですね・・（__;）（3年女子）
（その流れはこれからどんどん大きくなります．期待していて下さい．）

ガーンディーの掲げた“非暴力・不服従”というスローガン、何をされてもやり返さないから無抵抗だと思っていました。でも、違っていたんですね。何をされてもやり返さない代りに言いなりにもならない。私ならこんなことは耐えられないから本当にすごい抵抗だと思う。最近、よくキレル日本人にこの抵抗ができるのでしょうか？
また今もなお、世界で続く差別。いつになったら無くなるのでしょうか？（1年女子）
（「非暴力・不服従」は命を懸けた抵抗運動です．涙が出てきます．）

ガーンディーの言っていた、「右頬を打たれたら、左頬を出せというのは、勇気を示せ、ということ。」という言葉が心に残りました。非暴力・不服従という抵抗運動には、打ち付けられても打ち返さない、しかも逃げないという勇気が必要なんだと、ガーンディーの意思がはっきりわかりました。抵抗はしない、という形の抵抗運動を行うのは、本当に大変だったと思います。早く映画の続きが見たいです。（2年女子）
（難しいキリスト教的教義 dogma よりガーンディーのことばの方が分かりやすいかも知れないですね．）

ガーンディーが奥さんと言い争っているところを観て、誰に対しても自分の信念を曲げない人だと思った。ガーンディーの映画はもっと古いと思っていました。わりと新しい映画なんですね。レンタルビデオ店に置いてありますか？（2年女子）
（置いてあるところもあれば，置いていないところもあるでしょう．）

ガーンディーの奥さんがトイレ掃除をするのを拒んだところに、var.na や jaati の制度をありありと見せられた気がしました。ヒンドゥーがこういうものなのだと頭でわかっていながら、身分の差をきにすることになんだか嫌悪感を持ちました。ガーンディーが素晴らしいと感じるのは然ることながら、彼についていった人々も素晴らしいと思いました。（3年女子）
（異文化が垣間見えましたか? 「異文化コミュニケーション」と声高に叫ばれていますが，「本当の異文化コミュニケーション」はそれほど簡単なものではないですよ．でも難しいからと言って放棄することはありません．自分のできること，できる範囲で少しずつやっていきましょう．なぜならば，人間はできることしかできないからです．どうしてもできないことをやろうとするのは愚か者ですし，できることをやらないのは怠け者です．）

ガーンディーは殴られても殴り返さず耐えていることに驚きました。自分なら殴られたらまず殴り返すと思うのでガーンディーはすごいなぁーと思う。（1年男子）
（面白いなぁ，君．でもまだよく分かっていないみたいですね．簡単な例を挙げてみましょう．あなたは素手，相手は銃をはじめとする武装をしています．向こうはあなたが反撃しない限りは銃は使いません．さて，あなたは反撃しますか? もっとも，アムリッツァーの虐殺事件はそんな生やさしいものではありませんでしたが．．．）

ガ－ンデｲーの演説に感動しました。「死体は手に入っても、服従は手に入らない。」という言葉を聞いて、その意志の強さを感じました。自分の妻でも考えは曲げないという姿勢や政府にどんなことをされても負けない、ガ－ンディーは本当にすごい偉大な人だと感動でした。続きを見るのが楽しみです。（1年女子）
（輪廻や死後の世界を信じる人たちだから言えたのかなぁ，とふと考えました．）

「抵抗する」という行為から連想するのは暴力的なものですが、ガーンディーの行為はその連想を打ち切りました。けして暴力を用いず、それでいて決して従わない。これは並の人間ではできないことです。感心するというより、尊敬ですね・・・。ついでですが、大ばか者の私は、この授業の前の授業の書き込みを忘れておりました。無効になることは承知しておりますが、一応報告だけしておきます。（1年女子）
（報告だけでは出席点はあげられません．感想があると少しはよかったのですが．）

ガーンディーが初め弁護士だったと知って驚きました。弁護士という社会的にも高い地位を捨ててまで「非暴力・不服従」に徹したという勇気に感動しました。この行いが報われるか否かが定かでないのに信念をもって戦うガーンディーをみて、私はなんて半端で駄目なやつなんだろう・・・。と思い、少しへこみました。ガーンディーの生涯や理念を学ぶと共に、自分についても見直せる有意義な時間でした。次回が楽しみです。今度はへこまないよう、ガーンディーとおなじような勇気をもらいたいです。（1年女子）
（うんうん (^^) ）

私は何もしないという抵抗が本当に効果のあるものなのか・・・やられっぱなしでいていいのか、と思いながら見ていたのですが、ガンディーはこういう俗な考えよりもはるかに高いところにいるのだなあと思いました。演説に感動しました。あの演説の内容は実際のものと全く同じなのですか？（1年女子）
（いや，結構彼も俗っぽい面があったと聞いています．演説の内容ですが，逐一同じではないでしょうが，内容はほぼ同じだと思います．）

映画は暗殺から始まっているのには驚きました。歴史で何度かインド独立までについて学びましたが、早く映画の続きが見たいです。もうすでに今回見た内容忘れそうです…。続けて見ないと内容がなんだかよくわからなくなってしまいます。うう。ガーンディーの奥さんは何故夫の意見に従うようになったのでしょうか。よくわからなかったです。（1年女子）
（時が経ち，夫婦の意見が一致するようになったのです．）

ガーンディーが弁護士だったということも、若い頃から非暴力・不服従を唱えていたということも初めて知りました。彼らの行為は立派な抵抗だったんですね。そういえば昨日某テレビ番組でインドが取り上げられていました。後半少ししか見られなかったのですが、インドの人々は幸せを得るためにヨーガに取り組んでいるのだそうです。（1年女子）
（「来世の幸福」ではなかったですか? ）

今までガーンディーというと、その名前とインドの独立に大きく関わった人物であるということしか知りませんでした。しかし今回の授業で、イギリスで勉強をしたり、弁護士の資格を持っていたりなど、ガーンディーの意外な経歴を知りました。そして、さまざまな差別を見てきたガーンディーが、「非暴力・不服従」という信念のもとに抵抗運動をしていたということもわかりました。ただ歴史の教科書を読むだけでは、インドという国が昔イギリスから独立したということしか知らなかったけれど、実は背景にさまざまな事実があったことを知って、自分の無知さと、これまでの関心のなさに少なからずショックを受けました。ガーンディーが真に望んでいるものとは違っていたインド分離独立の様子を、続きで早く見たいです。（1年女子）
（これからもかなり衝撃的なシーンがあります．心して観るようにしましょう．）

ガーンディーという人がいることは知っていたけど、先生に聞くまでずっとガンディーだと思ってました。
映画だから暴力のシーンも直視できたんだろうけど、実際その場に居合わせたら間違えなく目を伏せていたと思います。偉大な人物はその功績のみをたたえるのではなく、その人物の信念を読み取るべきだ。と思い知らされました。（3年女子）
（一番下の感想と回答にあるように，やはり私の授業を聞いた甲斐があるでしょう? ）

ガーンディーの映画を集中してみることができました。俳優さんの演技がうまかったと思います。ガンディーのイギリスでの行動に感銘を受けて、ガーンディーに会いにきた神父さんとガーンディーが一緒に歩道を歩いて、白人になんくせつけられたときに、ガーンディーはそのまま歩道を歩きました。そのときに、神父さんが、ガンディーに「助かりました。」といったので、ガンディーの行動に賛同はしても、まだ行動をともにするまでの勇気はないのだな、と思いました。（その後、教会で身分・民族差別は良くないなどの、お話をといていましたが。そのときにはその勇気も出てきたんですね）ガーンディーが、「誰かが立ち上がれば、人はついてくるのですよ。」と言ったのに、共感を受けました。ガーンディーに人々がついてきたのは、その当時に、人々の間に同じ思いがあったことや、社会の流れなども関係しているのだろうなと思いました。ガーンディーのえらいと思うところは、政治家に「君にインドの独立の道を任す。」のようなことをいわれたときに、政治家にいいように利用されるのではなくて、自分でインドを見て回ったところです。それに、非暴力・不服従を貫き通したところですね。でも思ったんですけど、非暴力・不服従を訴え、人々はそれに賛同したといっても、中には暴力での抵抗をした人もいたのではないでしょうか？軍とか？政府とガーンディーは関係ないんでしょうか？（1年女子）
（はっきり言って，国民会議はガーンディーを利用しました．軍や政府は関係ないです．）

~~カンディー~~ガーンディーが非暴力をつらぬいた人だという事は知っていたけれど、実際にはどういうことをしたのかは知らなかったので、授業で~~ガンディー~~ガーンディーの映画を見れる事になって良かったです。レポートも~~ガンディー~~ガーンディーの思想について書こうと思うので、しっかり見ようと思います。本とかも読みたいのですが、何か良い本があったら教えて下さい。（3年男子）
（いくらレポートを書いても，「ガーンディー」と表記しなければ評価の対象とはなりません．これだけ何度も言っているにも関わらず，それでも改まらないのであれば，「この学生は私の講義を聞いていない」と判断されても仕方がないでしょう? 別段本なんか読まなくてもいいです．きちんと出席して講義を聞いていれば，これまでのノートとこれからの講義と映画で十分合格できるはずです．）

今回､風邪を拗らせてしまい､休んでしまいました｡今回の授業の事を聞いてみたところ､ビデオを見て､とても重要だと聞いたんですが､観てない自分はどうすればいいんでしょうか…｢休んだのが悪かった｣と諦めるべきなのでしょうか?（1年男子）
（風邪をこじらせてしまいましたか．お大事に．
　授業を休んだけれどどうすべきか，それは自分で判断しましょう．）

ガーンディーの映画は思ったより新しく、映像がきれいだと思いました。ところで、最初の場面で射殺されてしまった人物はガーンディーですよね？先生がガーンディーの説明をしているときに、ガーンディーは老衰で死んだと話されていた気がするのですが、聞き間違いでしょうか？それとも映画の演出（？）ですか？（1年女子）
（単なる聞き間違いです．）

ガーンディーという人物はとても有名なのに私は~~いまいち~~今ひとつガーンディーについて知らずにいました。映画をみてその性格や、人柄、周囲の様子などがわかってとてもよかったです。非暴力・不服従はとても難しいことです。「目には目を歯には歯を」ではなく、本当に力をもつのは暴力のない抵抗なんですね！ガーンディーの暴力に耐える姿、そしてその心の強さにとても感動しました。映画には描かれていない場面で苦しいこともあったと思いますが、彼のそれに耐え得る強さがインドや歴史を変えたと思うと本当に偉大で尊敬です！次回続きをみることでさらにガーンディーを知りたいと思います！！偉大な人物を知ることは自分の生き方を見つめる機会になってとても勉強になります！！！（1年女子）
（おお，気合いの入った感想をありがとう!! ）

この映画の前半場面では、インド(ヒンドゥー)的な思想などがほとんど出てきておりません。むしろキリスト教的な思想が色濃く出ている様な気がします。例えば、一番初めの暗殺のシーンにおいて、ガーンディーは撃たれた時「Oh God」と言っておりますが、実際に彼が打たれた時には「He Raama (音がわかりませんでした)」と言っております。確かに英訳すればそのような意味になるのですが、この一言には彼の人生が集約されております。God と表現すれば、少なくとも私は絶対的な唯一神(ここではキリスト)を想起してしまいます。ガーンディーは決してそのような意味で、この一言を発しておりません。英語の訳最適な言葉がないのであれば、発音は実際のものにして、字幕にて対処して欲しいと思いました。私の書き方が悪いかもしれませんが、言葉の問題ではなく、それを表す思想の問題として書き込んだつもりです。確かにガーンディーはキリスト教の研究もしており、その思想をある程度受け入れているところもあるかもしれません。しかし彼の思想の根底にあったのは、ヒンドゥーです。そうでなければ彼がアンタッチャブル以外のカーストについて批判をしなかった理由が見つかりません。この映画が後半部分において、ヒンドゥー的思想の現れを描いていると、前半との対比で、よりヒンドゥーであるガーンディーが鮮明になるでしょうが、そうであった記憶がありません。
前半部分を見る限り、この映画はガーンディーがした事について知るには、素晴らしい映画だと思います。しかし、ガーンディーの思想や行動のバックグラウンドを知るには物足りな気がします。(そもそも映画の中で、全てを説明するのは難しいでしょう)先生の講義を聞いた後で、見て初めてガーンディーについて、より深く知ることができます。その意図でこの講義をされているのでしょうが、この映画と先生の講義は、相互補完的なのですね。（1年男子）
（音は「ヘー，ラーム（おお，神よ．〔この者を救い給え〕）」です．
　映画『ガーンディー』に対する評価，私も同様です．そして映画はヴィジュアル面を，私の講義は思想を含めた背景・内容を担当し，後者に立脚しながら目でガーンディーを理解していってもらいたいというのが，私の希望です．）

【総評】今回はかなり皆さん力の入った感想を寄せてくれました．評価も高めについています．もちろん，ここに紹介しなかったものの中にも評価の高い感想はたくさんありますので，「載っていないじゃないか ;-(」と怒らなくて大丈夫です．（鈴木隆泰）

アジア文化論 I

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