5/10 授業の感想3号と回答
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Veda 聖典について概説した後,.Rg-Veda の神々と人間の関係,そしてインダス文明とアーリア文化との相違などを説明しました.
- 高校の世界史でリグ・ヴェーダだとかウパニシャットだとか習いましたが、
いまいちいまひとつ何の事かわかっていませんでした。でも、今日の授業ではとても詳しく、しかも楽しく知ることができました。やはり受験用の勉強よりも、専門的な勉強の方がいいと思いました。(1年女子)
(大学の講義は面白いでしょう?)
- インドの人々が何千年もの間自分達の文化を守り続けて来たことには非常に驚いた。日本が、海外からのものを、無理矢理真似しようとするのとは全く違って、異なる文化をも包括してしまうインド人の懐の広さに感激した。(1年女子)
(「守り続ける」というのが適切な表現かどうかは難しいところですが,「何でも飲み込む胃袋のような文化」ということは言えると思います)
- インドでは、実に1000年をかけて聖典を作っていたという話しには本当にビックリしました!その聖典を作り終えた世代の人達はどんな気持ちで最後の一文字を書いたのか、非常に興味深く感じました!1000年...、聞いただけですごく気が遠くなります。(3年男子)
(授業中に言ったように,彼らは「書いた」のではなく「覚えた」のです)
シバシヴァとかの話はとっても興味があったので聞いていて非常に面白かった☆昔、一時期神様の名前調べになぜかハマッていた時期が多くてシバシヴァもその時発見したのでよく覚えている。また、楽しい話を待ってます。(1年女子)
(「神さまの名前調べ」にハマっていたのですか.おもしろハマリ方ですね)
- 高校の世界史でウパニシャッド哲学というのがあったと習いましたが、それはヴェーダのウパニシャッドと関係があるのですか?(1年女子)
( (^_^; ウパニシャッドを中心にして展開した哲学をウパニシャッド哲学と呼称することがあるのです)
- マヌ法典の女性蔑視がとても印象に残りました。旦那が死んだら妻も道づれなんてひどすぎると思います。イギリスが変えてくれて本当に良かったです。次の授業では、前の方に座ろう!! (1年女子)
(そうしよう!!)
- インドの人々は Veda を覚えていたのにビックリしました!でも文字がまだ作られていなかった頃は世界中の人にとってそれが当たり前やったんやろなと思います。その文化というか伝統が今も残っているというのはなんかスッゴイ事に思えました。(1年女子)
(あなたは関西の方? ま,それはいいとして,これも授業で言いましたが文字がなかったのではないのです.宗教聖典を文字に書き残すという習慣がなかったのです)
- 今日は、ディスカッションはなく、講義だけでしたね!少し残念だったけど、楽しかったです☆今回は、神について色々なことを学べました!アーリア人というか、バラモン教によって Veda 聖典が、作られたこと(But,アーリア人は、聞いた教えであって人間が、作りだしたものとは、信じていません。) sm.rti のように、人間が、考え出した教えも、あること(例、マヌ法典など。)自然、大地のさまざまなものを、神として崇拝すること・・・などなどたくさんありましたが、特に興味を持った内容は、インドでは、言葉を、とても大切にするということでした。現在、日本では、言葉のマナーの悪さが問われていますし、実際に日本語は、本来の美しさを失いつつある気がします・・・。日本もインドの精神を見習うべきだと思います。長くなってしまいましたが来週も講義めっちゃ楽しみにしてます(^0^)(1年女子)
(ことばのマナーと,インドにおけることばへの関心とは必ずしもリンクしてはいません.何れにせよよく勉強してくれていることが分かり私としても嬉しいです.次回も楽しくやりましょう)
- 今日の授業では、異文化を学ぶことは意外と難しいことだと感じました。ある程度馴染みのあるアメリカなどは別だと思いますが。日本に住む人間の常識では理解し難いことも出てくるだろうから、その辺は頭を柔らかくして学んでいきたいと思います。今日はややこしい言葉が次々と出てきて少し混乱してしまいましたが、とても興味深い話ばかりで楽しかったです。先日BS2で、3夜連続生中継のインドの遺跡特集をやっていました。その番組に出ていた話が今日の授業でも少し出てきたので、嬉しかったです。ところで、参考書を買おうと思うのですが、どれを選べば良いのかよくわかりません。先生がこのホームページで勧めておられる本の中でも、特にお勧めの1冊はありませんか?(1年女子)
(知らないことが分かるようになってくるのが面白いのは大変結構.旺盛な知的好奇心を持ち続けて下さい.
参考書で特にお勧めと言えば 2番目,3番目,4番目あたりでしょうか.研究室に寄ってくれれば実物を見せてあげます)
- 多神教というのは理解できたのですが、農耕民族にとって、水もとても大切だと思います。しかし、授業に出てきた神々の中に、水の神がいなかったのですが水の神というのは暴風の神と混同されているのでしょうか。それとも水の神はいないのでしょうか。(3年女子)
(ちゃんと Varu.na 水天という水の神さまがいます..Rg-Veda の神々は数が多いので紹介しきれなかっただけなのですが,かえって混乱させてしまいましたか?)
- 身分制度はやっぱり厳しいですね。satii の儀式があったことなんて知らなかったけど、とても残虐でショックでした。植民地もひどいことだけどそれを廃止したことは正しかったと思います。思想について詳しく学んでみたいです。(1年女子)
(インド思想をじっくり教えますので期待していて下さい)
- 今日は神様に関する話がとても興味深かったです。次回はぜひ、風の神や火の神がどんな姿をしているのか見てみたいです。(1年女子)
(誤解されやすいのですけど, Veda の神々に姿はありません.神々の絵や像が造られたのはヒンドゥーの時代に入ってからです)
- 高校では、
リグべ-タリグヴェーダは賛歌であるとしか勉強してなくてインドの神が一神教ではなくて弱っちいモノとは知りませんでした。でも人間はいつも頼みごとばかり押し付けているから神を勇気づけるのも当たり前かなとも思ったりしました。また女性の地位が高かった事について凄く納得しました。これは日本で言う土偶みたいなものですね。でももしア―リア人が侵入しなかったら今も女性の地位は高かったのでしょうか?あとこの授業は世界史の深入りで凄く面白いです!来週はブラフ―マンブラフマンとか梵我一如とか名だけの知識が真の知識になりそうで凄く楽しみにしています。(1年女子)
(乞うご期待!!)
- 単純に、インドって奥が深い!と思いました。今日の授業で一番印象深かったのは、「ヒンドゥーとはひとつの生き方である」ということです。高校のときは、宗教としてのヒンドゥーしか学ばなかったので(それすら良く理解していないけど)、今学んでいることはかなり興味深いです。高校の世界史や倫理じゃ教わらなかったことがいっぱいあるんですね。まだまだ知らないことばかりなので、自分でも色々と調べてみようかなぁと思いました。あと、時々世代のギャップを感じるような先生の話題も楽しみにしてます。これもまた勉強なり。(1年女子)
( (^o^; )
- インドは奥が深いですね。そういえば、Veda が口承というかたちで伝えられていったのには、他の言語に訳すことを嫌ったイスラームの
コーランクルアーンにも通じる面がありますよね。宗教というのは、民族に根ざしている分だけ、集団意識が強いということでしょうか。(全く同じものを継承することでそれだけ統一ができる) 余談ですが、寅さんの映画をテレ東系列でよくやってますよね。“今”の世代でもじゅうぶん面白いです。次回の授業も楽しみにしています。(1年男子)
(そうか! 世代のギャップではなかったのだね! 安心しました :-) )
- 今まで高校の世界史でインドについても色々勉強してきましたが、こんなにおもしろいなんて思いませんでした。今日の講義で一番衝撃的だったのは、アーリア人の女性蔑視の風潮です。何で死にたくもないのに義務的に死ななければいけないの!?と思いました。宗教は勉強すればするほどそのおもしろさにハマっていく気がします。来週の講義も楽しみです。(1年女子)
(どんどんハマって下さい)
- 私の友人はインドに魅せられていて(もちろん私も)高校の頃はインドについて語り合いました。けれどもどうしても情報というのは限られてしまいます!これからたくさん吸収していきたいです☆アジア言語特講とりたかったんですが他の授業があり・・・。2年はよろしくお願いします♪前の授業の後ガッチャマンが頭から離れてくれませんでした!頭の中でガッチャマンの曲が…。(1年女子)
(♪ガッチャミャァァァーン!)
- 今までインドといったらカースト制くらいしか思いつかなかったけど、今日の授業を聞いてとても奥が深いと思いました。同じインドでもインダスの時は農耕社会において女性の地位が高くみなされ、アーリヤには女性蔑視の風潮があって satii についてはとても驚きました。satii が廃止されたのがイギリスの植民地化によるものとはなんとも皮肉な話しですよね。Veda 聖典は長い物なのでしょうか?ちょっと興味を持ちました。インドの詩も聞いてみたいです!(1年女子)
(岩波文庫から和訳が出ています.インドの詩は折に触れて紹介していきます)
- インダス文明にあったものとアーリア人の持っていた文化が混ざり合い3000年以上も前の思想が今あるインドにも生き続けていると思うと胸の高鳴りを抑えることができない。図によるインドの流れの説明は分かりやすかった。大きなインドの流れをつかむことができた。これからの授業でさらに知識を深めていきたい。(3年女子)
(ついて来いよ!!)
- 私は高校で世界史をやってなかったので聞いたことのない単語の羅列に混乱してなかなかハードな授業だと感じました。倫理で習った言葉も多少あったけれどただ暗記しただけの知識なので役に立ちそうにありません。「インド」と聞いて連想するものはいろいろあるけど、それら全てが同じ起源を待っているのではないということは考えたこともありませんでした。インドも様々なところからの影響を受けて今のインドに至ったことを改めて実感しました。「神」という存在を信じるのは今の私には理解しがたいことだけど、私もインドに生まれていれば何の疑問も抱かずに「神」を崇めていただろうと思いました。インドを表面上だけでなくもっと深いところまで知りたいです。(1年女子)
(この講義は深いです.安心して下さい)
- 自然を神の化身として崇める多神教ということでは、日本と同じであるにもかかわらず、ヒンドゥー=インドと言いきれるその思想(文化)の浸透度に驚いております。(まだ序の口でしょうが…)しかも、アーリア人の侵略やイギリス統治によって、文化や宗教が断絶する危機が度々あったにもかかわらず、それらをも糧として自分達の文化に取り入れるしたたかさやバイタリティーも人生の参考にしてゆけるとおもしろいですね。(数十年後の世界人口第一位はパワーがちがいます。)
ガンディーガーンディーについてもっと知りたいと思い、社福なので単位がもらえないにもかかわらず、1コマ目で目をこすりながら受講しております。(笑)期待以上に面白そうな授業なので学びながらも、インドのパワーを感じて行きたいと思っております。よろしくお願いします。(1年男子)
(おお, 偉いぞ! 思いっきりパワーを感じてくれ! こちらこそよろしく)
- サティアグラファ(?)と
ガンディーガーンディーはどうゆうつながりですか?そこのところが早くて分かりませんでした。ガンディーガーンディーの考え方=サティアグラファと考えていいのですか?(1年女子)
(satyaagraha サティヤーグラハはガーンディーの行動の根底にある考え方です.次回詳しくやります)
- インドのことを授業で聞くたびに奥が深いなと思います。インドと言えばカレー、サリー、ヒンドゥー教くらいしか知らなかった私にとってこの授業は驚くことばかりでした。中でも驚いたのが、日本に伝わってきている言葉の中にインドから伝わってきた単語が多くあることです。そしてその意味を聞くことで納得できることに感動しました。(ガッチャマンとか!)納得することが多いのでもっとインドのことを知りたくなりました。(1年女子)
(今まで知らなかった新たな世界観が広がることと思います)
- アジア文化論と言ってもインドの事ばっかですな。それとパソコン打ちなれてない人は沢山感想書こうと思っても厳しいですな。高校の頃世界史でインド史を習ったから授業は結構分かりますがどのへんがポイントかは全く分かりませんな。毎回結構おもしろい授業をありがとうございます。satii の廃止はイギリスが植民地にした時にしたよい事だと聞きましたが他にしたいいことはないのですか?インド史では特に塩の行進を是非詳しく知りたいですな。どのくらい歩いたとか。歩いている最中の食事はどうしたとかを…バラモン教の制度ももう少し詳しく知りたかったですな。生意気な事を書いて申し訳ないです。今日の授業であくびを突っ込まれた1年男子でした。(1年男子)
(うん,生意気な奴だ.懲らしめてくれる (^_^) どうでもいいが「〜な」はやめてくれ)
- 高校の時地理選択だったので歴史的な事がよくわからなくてちょっと不安です。でも宗教の話は面白いし、とても興味があります。
ヒンズーヒンドゥー教やイスラム教イスラームの教えは人々の生活の中心であり軸になっているけれど、私にはその信仰というものが理解出来ません。一種のマインドコントロールなのでは?と思うときもあります。信者は教えに対し全く疑問を持っていないのでしょうか?(1年女子)
(マインドコントロールならどこかにコントローラーがいるはずですね.ヒンドゥー教やイスラームはマインドコントロールとは別次元の宗教現象です.でも,一部の原理主義者に関しては,確かにマインドコントロールを受けている考えてもよいでしょう.ガーンディーを暗殺したのもヒンドゥー原理主義者でした)
- satii の事は今日初めて知りました。で、思ったんですが、satii は夫が死んだ場合妻も一緒に死ぬことを強要されると言ってましたが、逆の場合(妻が死んだら夫も死ななければならない)はあったのでしょか?それと、satii という儀式があった背景が
いまいちいまひとつ理解できないのですが…?(1年男子)
(夫は妻が死んでも後妻をもらうだけです.サティーの儀式は,もともとシヴァ神の貞淑な妃サティーを讃えることに端を発したものですが,寡婦焚死として儀式化したこと自体は女性蔑視の考え方によるものです)
- 高校でも世界史の授業はありましたが、ただ単語を並べるだけでその内容についてはほとんどふれなくて、授業がとても退屈でした。だから鈴木先生のアジア文化論はとても楽しいです。宗教と深く結びついているインドの人々の生活にはとても興味があります。(1年女子)
(これからも楽しみにしていて下さい)
- 高校のときに学校の図書館でインドについて書かれた面白い本を見つけて、それからインドに興味を持つようになりました。鈴木先生の授業は楽しいし、私は手塚治虫さんの、ブッダという漫画が好きで読んでいたので、バラモンとかのやつは興味を持って楽しく授業を受けました。でも、インドの事には詳しくないので、これから、いっぱい勉強したいです。(1年女子)
(手塚治虫先生の『ブッダ』を読んだことがあるのですか.それは重畳.来年には「仏教文化」の授業も受けましょう)
- Hinduの神と人は相互依存的な関係だと聞いて意外でした。神というと、とにかく全知全能!というイメージしかなかったもので…。「バラモンが神を道具にした」とはどういうことか、次の講義が楽しみです。(1年女子)
(その辺りが brahman ブラフマン,satya サティヤを解く鍵になります)
- 初めて聞く言葉ばかりでと手も興味がわいています。Veda 聖典の伝え方を聞いて、重みが違うなぁとおもいました。ヒンドゥーがインドの生活そのものということや言葉を大切にしてきたことなどを知りたいです。インドの人々の歴史はとても内容が濃いと感じました。satii の事ですが、習慣で人を殺しているのに satii 以外で人を殺したら刑罰はあったのですか。(1年女子)
(当然ありました)
- 語学のクラスでもないのに、言葉の方にばかり気を取られてしまった様です。大きな時代の流れの中の講義とは裏腹に、大局的に見極める事が困難です。インダスが今の時代まで脈々と続いている事に偉大さを感じないではいられません。現在のヒンドゥ―の在り方にも興味があります。宗教に興味が持てそうです。(3年女子)
(小事に拘らず大きな流れを掴んで下さい.文化としての宗教は本当に面白いですから)
- ヒンドゥーは色々な外来のものを取り入れていく、というところは日本と似ているなぁと思いました。それとヴェーダ聖典が、1000年もの月日を使って作成されたというのには驚きました。内容が食い違っていくことは無いのですか?(1年女子)
(よいところに気が付きましたね.そうです.違っていくのです.そこからまたインド特有の言語理論や哲学が生み出されてきました.このことは次回お話ししましょう)
- ヒンドゥー教はインダスとバラモンの考え方が合わさってできたものだということなのですが、インダス文明時の住民はどうしてそんな自然にバラモン教を受け入れることができたのですか?受け入れざる
おをえなかったのですか?よく他国の文化受容はその国への憧れからくると言われていますが、そういったものとは関係があるのでしょうか?この場合侵略なのでそれはないような気がする一方で、バラモンの力は強大だったので憧れを抱かなくもない気もするのですが・・・。(1年女子)
(インダス文明の人たちがアーリア人に征服されてバラモン文化を受け入れたかどうかは不明です.ただ,インダス的なものの考え方がアーリア人侵入以降もインドの底流にしっかりと流れていて,それがバラモン文化と相まってヒンドゥー文化を形成していったのです)
- 神と人の“相互依存的な関係”にびっくりです。『神』を勇気付けることができるなんて、『神』をより身近に感じますね。でも、決まった人しかできないとなれば、バラモンを神と同じように崇めてしまいます。そんな中で、バラモンの力がどう他の人に関わってくるのか怖いです…。(1年女子)
(出色の感想です.よいところに気が付きました.次回詳しく説明しますのでお楽しみに)
- 人々が神を勇気づけるという相互依存的な考えに興味を持ちました。どのような祭を行っていたのか知りたいです。(1年女子)
(神々への讃歌が中心です.祭りと言ってもお神輿を担いだりするものではないので誤解のないように)
- Veda を完成させるのに千年かけるってところが流石インドだなって思った。天が恵みを与えるかわりに人が天を勇気づける(祭祀)ことができ、天と人が対等に渡り合えるって聞いて島国日本では考えられない、何か大きなモノ(それは何かはわかりませんが)を感じた。この授業を聞いて不思議な空間にワープした感じになりました。やっぱりインドは奥が深い!!(1年男子)
(「ついて来いよ!!」が決まり文句のこの講義ですが,今回はちょっと変えてみましょう.「ワープしても帰って来いよ!!」)
- 一つの神様にも様々な姿があることをこの授業ではじめて知りました。(ヴィシュヌ=ラーマなど)それにこの授業で初めてsatiの存在を知り少し恐くなりました。まさに初めてだらけのこの授業!これからもぜひ新たなインドの世界を教えて下さい。(1年男子)
(おう,任しておいてくれ!!)
- インドを含む、アジア諸地域には、前々から関心がありましたが、このアジア文化論を学ぶことでさらに興味が湧きました。インド人の神を第一におき、神と共に生きる彼らの生き方は謙虚で美しいともいえますが、無宗教に等しい私には理解し難い面もあります。特にカースト制度・女性蔑視は人道的な見地から許されないのでは?と思えてなりません。まだまだ無知な私ですが自分の視野を広げるためにも、これから、神秘的で奥の深いアジアを知れたらと思います。(1年女子)
(女性蔑視は私も大嫌いですが,カースト(ジャーティ)を「人道的見地から許されない」という考えには単純には賛成できません.「西洋的人道主義」が万国で通用する普遍の正義であるかのように錯覚してはいけないのです.このことはこの講義で繰り返し触れることになると思います)
- 聖典とか今まで読んだことないけど、講義を聞いて、一度読んでみたくなりました。インダス文明は、形を変えて今でも残っているのがスゴイです!宗教というのは、信仰してない第三者から見ると、良い面も悪い面も兼ね備えている気がするけど、生活習慣に溶け込んでいるものだから、存在意義は大きいと思いました。(1年女子)
(そう.大きいですよ)
- インダスは農耕文明だったのでアーリア人が侵入してくる前は、女性がとても高い地位だったと聞いてとてもびっくりした。日本は狩猟生活からだんだんと農耕生活が中心になっていったと思うのですが、女性はずっと低い地位に位置づけられていると思います。これは別の理由があるのでしょうか。(1年女子)
(土偶や卑弥呼に象徴されるように,古代日本の女性の地位は必ずしも低くなかったと思いますよ.昔は女帝もありましたしね)
- インドの言葉は韻を踏んでいてリズムが良いと思った。(1年男子)
(あれはシュローカという韻律で,インドで最も愛されているものです)
- 日本に住んでいるためか、私には宗教という感覚がありません。だから、インドの宗教について、理解できる部分とできない部分があり、知らない国の文化・宗教を理解し認めていくのは大変なことなのだと改めて感じました。今回の講義は、インドの言葉がたくさん出てきたので、ちょっとたいへんでした!(1年女子)
(あなたが意識していなくても,実はあなた自身の考えは「日本の伝統的な宗教・文化」に根ざしているのです.異文化を知ることは自分発見にも繋がります.探してみて下さい)
- 遠藤周作の深い河を読んでインドに興味があったのでインドについて色々知れてたのしいです。今までインドの言い面しか知らなかったので、satii の習慣を知ってちょっとショックを受けました。(1年女子)
(インドを嫌いにならないで下さい.いろいろ含めてインドなんです)
- 毎回楽しく過ごしています!インドといったら、カレーしかなかった渡しにとっいぇ、かなり未知な授業です。先生の時々でる言葉がツボに
はいってはまって授業どころじゃなくなるのがたまにキズです(笑)(1年女子)
(ツボにはまってくれるのはよいのですが,授業どころではなくなるのは困ったですね (^o^; )
【総評】次回からは教室が D-15 に変更になります.教材提示装置をバリバリ使いまくってインドを紹介していきます.(鈴木隆泰)
suzuki AT ypu.jp