10/26 No. 4

10/26 アンケート4号の評価

アンケート4号（総数 42）の結果をお知らせします．「自分の意見が載っている，載っていない」「教員のコメントの内容」などは成績評価や回答内容の質には全く関係ありません．

複数の同一回答は，原則的に最初に目についたもののみを採用しました．

原文の一部を修正したものがあります．

男子・女子の区別は氏名に基づく判断です．もし間違っていたら遠慮なく申し出て下さい．

今回も引き続きサンスカーラについて説明しました．なかなか気合いの入った感想もあって，一生懸命回答させてもらいました．

今日の講義はサンスカーラについてとてもよく分かりました。前向きな考えで生きていこうと思いました。（3年女子）
（そうそう．前向きが一番）

今日の講義をきいて、サンスカーラについて先週よりも理解することが出来たように思います。人間の本質のようなものに触れ、少しばかり複雑な気分にもなりました。高校生の頃に読んだ『大河の一滴』をなぜか思い出しました。（3年男子）
（現実から目をそらすことなく「明らかに見る」機会が与えられたと考えて下さい）

涅槃の意味を初めて知った。とても興味深かった。仏教の本を読んでみようと思った。（3年女子）
（ひろさちや先生の本を推奨します．大学の図書館にもあります）

人が前向きな人にひきつけられるのは事実だな・・と思った。そんな釈尊に興味がわきました。少しずつサンスカーラがわかりはじめたような気がします。（3年女子）
（少しずつでいいです．継続して学んでいって下さい）

今までどうして仏教はあんなに宗派がたくさんあって、それぞれ違うことを言っているんだろうと思っていましたが、その謎が解けました。（3年女子）
（よかったですね）

サンスカ－ラで世界を捉えてしまうのはどうしようもないことだし仏陀になるのはほとんどの人は無理だと思った。（2年女子）
（「分かっちゃいるけどやめられない」と授業中にも言いましたよね．釈尊はその事実に自覚的だったということです．それに，ほとんど無理でも 100% 無理ではありません）

キリスト教やイスラームと仏教の違うところは、単に一神教と多神教であるからだと思っていました。それだけでは不十分で、前者は一つの経典に対して、それぞれの人がそれぞれの主観で内容を解釈するから宗派が分裂するのであって、仏教の場合は、それぞれの主観を持つ人々に、はじめから違った説法を行なった結果の宗派の分裂であったと、今日の講義でよく判りました。だから仏教は内部での宗教対立が無いのかなとも思った。正しい間違っているの世界ではないですものね。（2年女子）
（よっ，ご明察!!）

仏教にはなぜたくさんの教えがあるのだろうと思っていた。でも、相手が違い、アプローチ法が違うためだと聞いて納得することができた。（2年女子）
（納得できましたか．それは何よりです）

サンスカーラが虚構であるというのは主観によって世界を認識していて、その捉えかたは様々であり、そのどの捉えかたも客観の世界とは異なるから虚構であるということなのか。また、サンスカーラは人間の認識作用の根本に働く力であるのでその力はある程度必要不可欠であるが、それに惑わされてはいけないよというのが釈尊の教えであり、その境地が涅槃というものなのか。何となくは分かったのだが、諸行無常というものが、結局どういうものであるのかがまだいまいちよくわからない。（2年女子）
（理解に関してはそれで十分です．諸行無常そのものの意味については，釈尊の遺言と関連させて次回お話しする予定です）

前向きという考え方に対して多くの人々は共感するのに世の中にはイヤなことが多いのはどうしてかな。みんな、サンスカーラで世の中を生きているからかな。（3年男子）
（嫌なことも多いですけど，視点を変えれば好いことも意外と多いですよ）

客観的な視点で物事を見ることができた釈尊はすごいと思った。私ならこれはこうだと決められていることをそれ以上考えようとはしない。しかし、確かにちょっと違う視点に立ってみることは普段のいろんな場面で必要なのだろうと思った。（2年女子）
（せっかくそう思うことができたのなら，次は実践してみて下さい）

釈尊の教えを理解するために、医者の例えがとても分かりやすいと思いました。教えが多数あり、矛盾しているのは人それぞれ状況がちがうからで、そのひとの状況に合った教えが必要なのだと思いました。（2年女子）
（それは今の私たちにも当てはまることなのです）

主体は一つであっても、サンスカーラの世界では多様であるということがわかった。そして、一見簡単のように思われる「ありのままに世界を認識する」ということは難しいことが不思議な感じがした。今回の授業でもいろんな例があり、とても理解しやすかった。（2年女子）
（例の評判がいいですね．これからも努力します）

これまで一切皆苦の意味を間違って認識していたことに気づきました。しかし、苦についてはいまいち理解できませんでした。また、釈尊は人間の本来持っている能力を限りなくプラスの方向だけに使えるようになったということを知り、大変驚きました。仏教についてまだまだ学ぶべきことはたくさんあるように感じてこれからとても楽しみです。もっと自分が知らないことを知りたいなと思いました。（2年女子）
（発展的で前向きでよろしい! ）

我々人間は、一人一人主体が違うので、その人自身の主観もさまざまである。ストーカーのような極端なサンスカーラは制御しなければならないと思うが、サンスカーラを制御するばかりではなく、ある程度の主観や価値観は認められてもいいのではないか。（2年女子）
（サンスカーラを制御して実り多い価値観を抱けばよいのです）

今日は色々な例があり、理解しやすかった。自分自身がサンスカーラで捉えた世界とありのままの世界とは違うので自分の考えが正しいと思うのではなく、まわりの考えもきちんと見なければならないなと思った。（2年女子）
（そうなんですよ．一つ成長しましたね）

「自分のサンスカーラを制御して、サンスカーラに惑わされない」ということは大切だと思った。しかし、本来備わっているものなので、そうすることはとても難しいと思う。（2年女子）
（難しいけれども不可能ではありません．過去にそれを行った人が何人もいますし，今でもそういう人はいるはずです）

ぼくもせかいをありのままにりかいしたいとおもいました。（2年男子）
（漢字変換がうまくいかなかったの?）

分かっちゃいるけどやめられないというのは人間の性ですが、やめられないのなら無理してやめなくてもいいのではないでしょうか。仏のようになることをりそうとしなくても、自分らしく生きていけばいいのではないでしょうか。（2年女子）
（分かっちゃいるけどやめられない世界の中であっても，“どの方向を向いて生きていくか” によって人生の質は変わってきます．それに，「自分らしく」とは言っても，その「自分」は「あなたのサンスカーラによって捉えられた自分」に他なりません．もちろんサンスカーラを完全に排除することは難しいことですが，この事実を踏まえて「よりよい私（これももちろんサンスカーラによって捉えられたものです）」に向っていくことが大事なのではないでしょうか．そうでなくては人生つまらないですよ）

苦というものについて理解がだいたいできた。又、人間の主観的フィルターというものについて考えさせられるものがあった。（2年男子）
（いっぱい考えて下さい）

はじめの、客観的・主体的ということを理解するのに相当苦労しました。そして、主観的な世界（サンスカーラの世界）と客観的な世界（ありのままの世界）にはギャップ（苦）が存在するというとこで、サンスカーラは夢見る人間の理想ではないか、という考えが出てきました。また、今日の授業で、一つの宗教にいくつもの宗派ができてくる理由がなんとなく理解出来た気がしました。
あと、リンゴの味の話しのとこなんですが、釈尊の説法は教えを理解させようとするのではなく、教えについて興味を持たせることと理解していいのでしょうか？その後に一人一人がリンゴの味をサンスカーラするんですか？そうなると、開祖の釈尊もリンゴの味をサンスカーラした一人になるんじゃないか？と思いました。（2年男子）
（「教えについて興味を持たせる」ということもありますし，「教えを通して真理や涅槃に近づきたいと思わせる」ということもあります．それから，リンゴの味をサンスカーラした人たちと，リンゴを直接味わった釈尊とは区別することが可能です．もちろん，涅槃の境地の体験も釈尊個人の上に成立しているわけですから，客観的な事実ではなく主観的なものです．しかしその境地を味わった人物の言動が人々を苦から解放していったことはたしかです）

釈尊はサンスカーラに惑わされずにありのままに世界を認識できた、また自分のサンスカーラを制御し、サンスカーラに惑わされなかったと今回の講義にあったが、誰がそう判断したのかが知りたいと思いました。（3年女子）
（(1)本人，(2)周囲の人々，(3)後世の人々の三者が判断しました．順を追って説明しましょう．
(1) 涅槃の境地に至った釈尊にとって，世界がこれまでとは異って見えました．これが本人による判断です．
(2) ありのままに見る釈尊の導きによって，周囲の多くの人々の苦しみが除かれました．そのことによって周囲の人々は，釈尊が如来であることを知っていったのです．
(3) 残された伝承や文献によって，後世の人々は釈尊がありのままに世界を見ていたことを知りました．もちろん，そのありのままの世界がどういう世界であるかは正確には釈尊にしか分かりません．これは (2) でも同様です．結局大事になってくるのは，彼がどう世界を見たかということより，彼が仏陀としてどのように発言し，どのように行動したのかなのです）

ありのままの世界を捉えるというのは、すごく難しいと思った。自分のサンスカーラを制御するのは、自分を押し殺すことにはならないのでしょうか？（2年男子）
（四つ上の回答を参照して下さい）

あのストーカーの絵、おもしろかったです。
主観的・客観的の落差について、釈尊は大勢の人に説法をし、教えを説いていますが、聴衆がそれを聞いて真意（リンゴの味）を知っても、やはり人それぞれの考えが違うのではないでしょうか？これこそ正に諸行無常だと思います。（2年女子）
（講義の中で，リンゴの味は教えの真意ではなく，涅槃の境地を譬えたものです．上の方でも書きましたが，たしかに涅槃の境地は釈尊一人の上に成立している個人的経験に他なりません．しかしそれを通じて世界を見るとき，何人たりとも動かしがたい「生老病死」をはじめとする様々な事実が，まさに逃げも隠れもできない事実として顕れてくるでしょう．その世界の中でいかに安心して生きるかということができるのであれば，各個人の涅槃体験に差があっても構わないのです）

主体者が認識しないものは、たとえそこにあったとしても、それは存在しないことになる。という話を聞いて、まず浮かんできたのは｢神｣についてだった。授業でもあったが、それは神の存在をも揺るがすのではないだろうか。現在何かの宗教を信仰している人にとって、神は信仰の対象として認識されているが、宗教がなかった時代には、神の存在も認識されていなかったため神は存在しなかったと言える。現在でも、信仰のない人や、宗教者出会っても他の宗教の神は信じないだろうから、その人達の主観からすると、神の存在は否定されるだろう。そうした主観の違いによって争いが起きたりもする。ただそれらは、全て個人の主観に基づいているため、誰が正しいとかは言えない。できる限り主観を離れて客観的に世界を見ることが出来れば、互いを理解することは可能なのではないだろうか。（2年男子）
（そうですね．われわれ人間は須くこうありたいものです）

サンスカーラに惑わされず生きていけたらそれは勿論理想だけど、でもあまりにも人間味が無くて、逆に突き放されたような、何か絶望的なかんじがする。（3年女子）
（「サンスカーラに惑わされずに生きる」＝「人間味がない」というのは短絡的な発想です．これからも授業に出て話を聞いて下さい．きっとそのうち納得できてくると思います）

我々人間は、各々に主体をもって生きているから、サンスカーラに惑わされずにありのままに生きるというのは難しいものだ。今日の授業も例を出して説明されたので分かりやすかった。サンスカーラについて、だいぶ理解が深まった。（2年女子）
（授業をきちんと聴いてもらえば，これからもどんどん理解が深まっていくと思います）

世界を捉える主体とそれによって捉えられる客体との間には、確かに大きな隔たりがあると思います。言語という媒介を経る事からして、自分が捉えた時点でまず現実から遠ざかっているために、自分の見た現実を正確に人に伝える事はとても難しいことだと思います。釈尊は、その難しさを乗り越えると言うよりは、もっと素直な方法で、人の心の病とでもいうようなものを取り払おうとした人だと思います。それがつまり、リンゴの話に見られたような、「前向き」な態度ではないかと思います.（3年女子）
（だんだん仏教の本質的理解に近づいてきた人が増えてきて，私としても嬉しい限りです）

前回サンスカーラについてあまり理解が深まりませんでした。今日の講義を聞いて完璧に分かったというわけにはいきませんでしたが、前回よりはサンスカーラついて理解が深まったと思います。
仏教にたくさんの教えがあるのは何故かということも、医者と患者の例を挙げて説明してくれて、とても分かりやすかったです。（2年女子）
（これからも理解を深めていって下さい）

釈尊はサンスカーラに惑わされない世界認識（＝客観）を説いた。この考えは自己中心に行き始めた現代人にとって、最も再考すべき考えに思えた。（2年女子）
（縺れた糸を解きほぐすカギは，意外と身近なところにあるものです）

例がわかりやすくて理解しやすかった。人はそれぞれ主体をもって生きているため、客観視することは意識しないとなかなか難しい。それができた釈尊はとてもすばらしく手本とすべき人であると思う（2年女子）
（是非手本として下さい）

自分の思っていた事と現実の違いにギャップを感じたとき人は、自分の主観的な考えを客観的事実にしたいと思うけど、多くの人はそのギャップを受け止めている。だが、サンスカーラに支配されてしまった人間は、(今回の講義で言えば)ストーカー行為を行なう。この例はわかりやすく、身近なことも仏教を理解する一つの方法だと思った。サンスカーラは多少は必要かもしれないけど、行き過ぎると巨大なマイナスの力を引き起こすものだと感じた。（2年女子）
（サンスカーラに支配されてしまった例としては，他にも危険なカルト宗教を挙げました．ストーカーにせよカルトにせよ，全くの虚構（サンスカーラ）の世界を優先させる余り，現実の世界を破壊する方向に向います．彼らは断固排除しなくてはなりません）

釈尊･仏陀・如来は、人間の持っている能力を限りなくプラス方向（前向き）だけに使えるようになった人と教わったが、それはサンスカーラではないのか？物事を前向きに考えることは結局は主観なのではないか。それではストーカーと何ら変わりはないのではないのではないか？（2年男子）
（ストーカーは人の苦しみを取り去ったり，人に感動を与えたりしますか? なぜ「釈尊はストーカーと何ら変わりない」という発言が出てくるのでしょうか? たとえプラス思考が主観であったとしても，人間の能力をプラスに活かしていくことと，サンスカーラで虚構の世界を構築していく作業は全く別次元の話です．主観が客観と限り無く近い世界，両者のギャップに惑わされない世界がありそうだ，ということは分かりますか?）

よくニュースで「考えられない事件が起こってしまいました」と言うが、犯罪者にとってはそれほどのことでもないのだろう。その人は自分の主観に従って行動を起こしただけであり、他人が間違っていると言っても理解できないのだろう。今まで、どうしてこんなに悪いことをする人がいるのだろうと思うこともあったが、人にはそれぞれ主観というものがあるということで理解できた。（2年女子）
（人間は社会的な生き物です．他の社会構成員と余りに相容れない価値観を持ち，社会を不安に陥れるような行動を取る人間があれば，社会はその人を何らかの方法で抑えつける必要が生じます）

客観的に物事をみることはほんとうに難しいものだと思った。人はほとんど主観によって生きているようにみえてきた。この授業を聞いて少しでも物事を客観的に見られるようになった気がする。（2年女子）
（引き続き学んでいって下さい）

前回はあまりサンスカーラについて理解できなかったけれど、今回の講義でだいぶわかったように思います。サンスカーラ（主観）の世界は人間が人間である以上切り離せないものだけれど、それをプラス方向に持っていくことで人間は変われる事がわかった。簡単ではないと思うけれど、プラスに考えられるようにしていきたい。（2年女子）
（そういう風に講義の内容を受けとめてもらえると，私としても非常に嬉しいです．ありがとう）

今日の講義もとてもたとえが分かりやすく面白かったです。しかし、理解するのが難しかったのは、「自分のサンスカーラを制御してサンスカーラに惑わされずにありのままに世界を認識する」と言うところでした。何か未知のものを認識する、理解するということはそれまでの経験で作り上げてきた自分の中のものさしではかる(既知の認識による理解しようとする)しか方法がないように思うのですが、それでありのままに世界を認識なんて出来るのでしょうか。完全には無理でも出来るだけそこを抑えて認識する努力をする、生きていくと言うこと？（4年女子）
（自分が観察対象に抱く先入観や願望を自覚し，それを極力排除することができれば，限り無くありのままの世界に近づいていきます．サンスカーラに翻弄されて無意味な苦労をするより，ありのままの世界に近づきながら，その世界の中で力を尽くした方が建設的です）

今日の講義は、いろいろな事に例えてサンスカーラについて説明してくれたので分かりやすかった。それに、今日の講義の中に出てきた客観世界と主観世界のギャップの所はとても興味がもてた。よく考えれば当たり前の事なのだけれど今日みたいに講義の中で説明されたりすると、当たり前の事が理解できていない自分に気づかされるということが分かった（2年男子）
（当たり前のことを当たり前に実行するというのは，とてつもなく難しいことなんです．真の宗教者は，このことができています）

今日の授業はとっても面白く聞かせていただきました。先週はサンスカーラの意味がよくわからなかったのですが、今日はわかったような気がしました。
確かにに私達が生きてゆく上で物事をサンスカーラする能力は必要不可欠です。しかし、授業の中でもあったように過去のあることに対する後悔、未来のことに対する不安、これらは無駄とは言いませんが、たくさんのエネルギーを費やす割りに何も生み出しません。同じエネルギーをついやすならプラスの方向についやしたいものです。
今日、サンスカーラのことを教わったので、これからサンスカーラに惑わされずもっと気楽に生活していきたいです。（3年女子）
（そうなんです．「気楽に」「安楽に」「安心して」暮らしていきたいものです）

先週はサンスカーラについてよく分からない事があったのですが、今日の授業を聞いて、理解が深まりました。これからもサンスカーラについては説明が出てくるとおっしゃっていたので、楽しみです。完全とはいかないまでも、自分の言葉で表現できる程度に理解できたらと思っています。（3年男子）
（うーん，前向きで誠に結構．「自分の言葉で表現できる」というのはとても大事なことです）

釈尊の教えが多数あることが本当にいいのだろうかと思っていた。でも、医師と患者の例を出された時、人はみな同じではなく、人それぞれ異なっておりアプローチの仕方が違う。その人に合う教えを説くということが分かった。釈尊は私たちを一つの集団として見るのではなく、一人一人に目を向けているのだなと思う。（2年男子）
（おぉ，ナイスな視点です）

今日の講義は、先生の例えの分かりやすさに尽きる。
「涅槃を悟った」が故に「涅槃を伝えることが不可能であることも悟った」釈尊。（理解が間違っていたらすみません。）しかし、「りんごを食べてみたいと思わせることは出来る」（それぞれに「涅槃」を体験したいと思わせることは可能）と考えたところはさすがだと感じた。一見矛盾しているような仏教の教えが、そうではないという事も分かり、とても意義の有る講義だったと思う。（2年女子）
（理解，それで合っています．これからも一緒に学んでいきましょう）

【総評】皆さん，肯定・否定も含め，サンスカーラや涅槃について考えてくれたことが分かり，とても頼もしく感じました．皆さんの質問や感想に応えながら，私も勉強になっています．どうもありがとう．（鈴木隆泰）

宗教文化研究（仏教文化）

アジア文化論研究室

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