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1/8 アンケート1号の評価

アンケート1号（総数 119）の結果をお知らせします．「自分の意見が載っている，載っていない」「教員のコメントの内容」などは成績評価や回答内容の質には全く関係ありません．

複数の同一回答は，原則的に最初に目についたもののみを採用しました．

原文の一部を修正したものがあります．

男子・女子の区別は氏名に基づく判断です．もし間違っていたら遠慮なく申し出て下さい．

オムニバス形式，鈴木担当分（東南アジア）の初回です．今回は総論，文化の階層，気候，言語，宗教について講義しました．

東南アジアって勉強すればするほど面白いところだと思いました。歴史的に見れば、他分化の影響が多く西洋諸国に翻弄され、自分たちの個性というかアイデンティティを確立する十分な時間がなかったといえますが、別の言い方をすれば長い時間をかけて様々な素材を手に入れることができた、と言えると思います。これからどのような発展をしていくのか楽しみな地域だと思います。…ってこれ授業の感想になってませんね。汗。急に質問されるのはびびりました。（1年男子）
（次回も質問してあげましょう (^o^) ）

今日の授業は楽しかった。東南アジアについて私はあまりしりません、今日は授業を受けた、東南アジアについて、一杯な事をわかった、楽しかった。私は住んでいるところハルビンの冬はー２５度ぐらいです。（1年女子）
（酷暑期の東南アジアとの落差に拍手!!）

東南アジアは基層文化、外来文化、その他植民地などの歴史背景が交じり合って今に至るということがよくわかった。地図を用いながらの授業なので頭に入りやすい。（2年女子）
（次回も使う予定です）

インドの影響力の強さにちょっと感動です。今回、東南アジアの国名が全て浮かばないほど予習不足だったのですが、次回まで、ちょっとぐらいはお勉強してきます(=_=;)ゝ（1年女子）
（よろしくお願いします）

先生のアジア文化論は久しぶりだったので、気をひきしめてきいてみました。でも、こうやって講義を聴いていると、いつもの基礎演で聞く話題も多く、一応基礎演の知識も頭にはいっているんだなぁ、と思いました。アジア文化論、やっぱり楽しいですね！（1年女子）
（そうです．アジア文化論は楽しいんです）

酷暑とはどれほどの暑さなのかすごく考えたけど想像がつきませんでした。暑いのは大嫌いだけどちょっと体験してみたいと思いました。サンスクリットのライオンの街というのがなまってシンガポールになったのがおもしろいと思いました。（2年女子）
（インドの影響力は偉大です）

地図の上のほうにＡＳＩＥＮと書いてあった（と思う）ので、気になった。（2年女子）
（ドイツ語です）

女性にあまり一人旅は勧めないとのご助言でしたが、わたくし２００１年９月はドイツに約３週間滞在内１週間は一人旅をしましたよ。ドイツ語を全く解さず強行突破。ま、個人差は大きいでしょうが。（2年女子）
（個人差の他に地域差も考慮する必要があります）

10カ国の国が東南アジアに入るということを、今日初めて知りました。文化構造が4層にも渡っているなんて、驚きでした。パーリ仏教がどんな仏教なのか知りたいです。（1年女子）
（詳しくは来年度のパーリ語，そして仏教文化を受講しましょう）

今日は雪が降っていましたね。そのような寒空の下でで酷暑と言われてもいまいちピンときませんでした。一度行ってみたいものです♪（1年男子）
（大雪でした．宇部空港の辺りではチラホラしてて，北上して山口市内に入るにつれガンガン降雪量が増えていました．山口は寒い）

東南アジアという言葉は、連合国軍が太平洋戦争中に使った造語というのは驚いた。民族の移動の仕方が語族の形に現れているというのや、熱帯モンスーンの暑さというのが、おもしろかった。（1年女子）
（ことばを知ることで人が見えてくることがあります．ことばに興味を持ちましょう）

だいたい東南アジアが１０カ国からしかできていないということも知らなかった私。恥ずかしいけれど、このクラスに出たからこそ、そんな基本のことを知ることのできた私。今日のクラスは久々に基礎から学んだ、と思いました。先生もすべての学生が基礎は知っているという固定観念を持たずに初歩的でまず知っておくと良い、ということからちょうどよいスピードで授業を展開していかれたので楽しむことができました。私にはインドネシアの友達がアメリカにいますが、彼女は中国系インドネシア人で原住民からの闘争に家族は悩されています。彼女の家族は中国系でなおかつキリスト教ということだけで、家にものを投げこまれたりされています。そんなインドネシアの現状況はいったいどうなんでしょうか？どうして宗教がたくさんのコンフリクトを産みだしてしまうのでしょうか。なんだかとてもかなしいものがあります。（3年女子）
（インドネシアはアジア最大のイスラーム国です．イスラームを国教としてはいないものの，国民の 90% はムスリムです．ただ，インドネシアのイスラームはアラブのそれほど厳格なものではないので，対立は宗教ばかりでなく民族・人種の問題も多く絡んでいると思います．悲しいことですが）

イスラームの力が強くなり始めた１３世紀、「ヒンドゥー教が崩れると同時に支配体制が崩れたのは、王権神授説だから」と聞き、なるほどと思った。来年度パーリ語が開講されるとのことでしたが、その他にも何か新しい言語の講義が開かれる予定はあるのでしょうか。（2年女子）
（パーリ語だけです．ですからパーリ語を学びましょう）

まず、今までなんとなくしか考えていなかった　東南アジアという地域が具体的にわかったことが大かったです。ところで、中国のチベットの方はわかったのですが、」もう一方は中国のどのへんですか？具体的な地名を知りたいです。（3年女子）
（質問の趣旨がよく分かりませんでした．東南アジアはチベットでも中国でもありません）

東南アジアについて深く学ぶ機会はなかなか少ないので、アジア文化論で扱われるのでちょっと頑張ってみたいです☆地理が苦手で、東南アジアはごちゃごちゃしていて、どういう国があるとか本当に基礎的な事を知らなかったのですが、とても分かりやすく学ぶ事ができました。でも、東南アジアは昔からヨーロッパや他の国々に植民地化されたりして国をひっかきまわされてきたようだけど、それによって作られた特殊な文化、言語が今の東南アジアなら、植民地化されなかったらどんな文化が出来上がっていたのかなあ？？というのも興味深い。（1年女子）
（「歴史に〈もし〉はない」という人もありますが，いろいろと想像してみるのも楽しいものです）

東南アジアの文化はほとんどインドから流れてきていると聞いて、インドがいかに大きな影響力を持っているかが分かった．中国に接している国もあるのに、中国の影響を受けた国がベトナムだけだったということが不思議でした。（1年女子）
（山脈等の地理的要因が大きいです．ベトナムに入った中国文化が他のインドシナ地域に広まれなかったのはアンナン山脈が横たわっていたからです）

東南アジアの説明の中で、タイがなぜ独立を保ち得たのかという場面がありました。イギリスとフランスが直接領土が隣接しないようにとの配慮から、緩衝地帯として独立を保てたということが印象的でした。植民地となるのは免れたと言っても、タイも当時の列強諸国の思惑に翻弄されていたんだなと思いました。（2年男子）
（列強のトリを飾ってしまったのが日本帝国です）

東南アジアには、10もの国があるだけに島々、大陸と2つに分かれていて気候・語族・宗教など、地域によって様々に違いがあるんですね。日本でも方言や宗教においては似たようなことが言えると思いました。（1年女子）
（そうなんです．講義で言おうと思って言い忘れていました）

東南アジアには10ヶ国あることをはじめて知りました。また、東南アジアの国の中のグルネイやラオマは聞いたことがなかったです。東南アジアという言葉はよく耳にしますが、東南アジアという地域について何も知らないことを改めて実感しました。今回は総論ということで、大まかな話しか聞けませんでしたが、次回は東南アジアについてもっと深い話が聞けそうなので楽しみにしています。（2年女子）
（グルネイ → ブルネイ．ラオマ → ラオス (^_^; ）

初めてベトナムとフィリピン以外はインドからの文化的影響を受けていることを知りました。例えばインドネシアではイスラームの信仰が多いためヒンドゥー教のインドからの影響が少ないと思っていました。今回は総論だったので大まかな話しか聞けませんでしたが次回から深い話が聞けそうなので楽しみにしています。（3年女子）
（イスラームもインド経由ですからね）

昨年の９月に約１週間ベトナムへダイオキシンの調査に行ってきました。ベトナムが他の東南アジア諸国と違って唯一、中国からの影響を受けていること、言われてみて納得です。フランスの植民地下であったこともベトナム文化に非常に表れていました。次の宗教の話等、楽しみにしています。（1年女子）
（ダイオキシンの状況はどうだったのですか?）

今までの自分の中の観点とは違う所から考えるのが新鮮に感じた。そして、今フィリピンはアメリカの影響でキリスト教徒が多いと思っていたが、そうではなくてスペインの影響が大きいということを知ることができて良かった。（2年男子）
（他にもいろいろ知ってください）

東南アジアはいろいろな国の文化の影響を受けていたことに驚きました。また、島国では大陸よりも独自の文化が根付きそうな感じがしました。来週は地図帳を持って講義に参加したいと思います。（1年女子）
（地図帳，必携です）

東南アジアという概念の成立がほんの少し前の事だったと知って驚いた。あと、熱帯湿潤気候と熱帯モンスーンの暑さ違いがすごく良くわかった。（1年女子）
（「黒い傘」が印象的でしたか?）

ベトナムの人がアオザイを着用しているのは、やはり中国の影響なのだろうか.高校時代に世界史で習った植民地時代のことなど、すっかり忘れてしまっていたが興味深い語り口により各国のイメージがより鮮明になった.その国の今を把握するためには歴史、ルーツを知ることも必要なのですね.（4年女子）
（アオザイ ao dai は中国服式の立ち襟で，袖廻りが細く手首までを隠す長衣です．現代のアオザイには欧米風感覚が加えられています．それから，アジア文化論 I でもお話ししたように，私の講義は How ではなく Why です．現在の状況の表層をなでるような講義はいたしませんので期待して下さい）

東南アジアについてはあまり知識がなかったけど10個の国があることや気候のことなど初めて知った。自分が持っていたイメージ以上に興味深そうな地域だと思った。来週はもっと前に座って聞きたいです。（1年女子）
（最前列に来ましょう．当ててあげます (^^)）

私の親戚は、東南アジアの中の一国であるベトナムに住んでいます。話を聞いた事はありますが、やはりとても暑いそうです。行ったことはないので、３月の酷暑に行ってみたいなとも思っています。（2年女子）
（よし，いい心構えである．褒めてとらすぞ (^o^)）

今まで東南アジアにはほとんど興味がなかったけれども、先生の話を聞いていると、行ってみたくなりました。気候話はすごい勉強になりました。もっと、東南アジアの旅行情報とか文化の話しとか教えてほしいです。（1年女子）
（文化の話はしますけど，旅行情報ばっかりでもまずいでしょう．とりあえず次回はタイでの調査研究の模様をお伝えしましょう）

もともと東南アジアには興味があったけど、文化構造や語族・民族の形成など初めて知ることがいっぱいでした。焦げるような酷暑を体験してみたい･･･（1年女子）
（春休みを利用して行ってみて下さい．実感できるはずです．「来るんじゃなかった」と（爆））

【総評】感想を見る限り，皆さん結構楽しんで受講してくれたみたいですね．授業中にもっと反応があると一層嬉しいです．次回は東南アジアの宗教その１として，仏教を扱います．（鈴木隆泰）

アジア文化論 II

アジア文化論研究室

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